横浜スタジアムのレフトスタンドを赤一色に染め上げたカープファン
3月1日より発売開始となった広島カープの入場券に関しては、その高い注目度から様々なメディアが報じてきた。
そんな中、カープファンの間でほどなく話題になり、ライン、ツイッター、フェイスブックなどで瞬く間に広がり、そして今では問題視する声が相次いでいる”現象”がある。
マツダスタジアムでの入場券購入に”全力投球”してきたファンのひとりが証言する。
「5月16日にマツダスタジアムで開催されるベイスターズ戦のビジターパフォーマンスシートのチケットが早々に売り切れたんです。まだホーム側が残っているのにビジターが完売になったのでみんな、すぐにおかしいと気づきました。これでは相手チームのファンはたまったものじゃありません。横浜スタジアムでレフトスタンドにカープファンが入れてもらえない、となったら大変なことでしょう?」
広島球団の方針でマツダスタジアムでは、鳴り物応援などをするファンのために通常の外野席とは別の「パフォーマンスシート」がわざわざ建設されたという”歴史的背景”がある。ホーム用のライト側とビジター用の三塁側一番外野寄りの2カ所はマツダスタジアムの開設以来、それぞれのファンによって応援合戦が繰り広げられてきた。
よって、ビジター用パフォーマンスシートにはカープユニを着たファンは通常なら入れない。警備員によって立ち入りを止められる。ただしここでも”玉虫色”な状況はすでに生まれており「下にカープの赤いTシャツを着ていても上がそうでない場合は入れてもらえる」(前出のファン)という。
今回はそのビジター用の席がまるまるイベント開催のためにまとめ買いされた模様で、そこには堂々と?カープファンが入ることになる。
そうなるとDeNAの応援団には通常の三塁側の応援席に移ってもらう必要があり、鳴り物応援ができなくなる可能性が出てくる。
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togetter.com/li/791579
「このような企画が本当だとすれば、相手チームのファン及び応援団に対する配慮に欠ける行為、なのでひろスポ!でぜひ取り上げて欲しい」との声が届いたのは3月9日のことだった。
マツダスタジアムを真っ赤に染めて応援するのは誰もが考えることではあるが、しかし浦和レッズのホームゲームでもスタンドが赤一色にはならない。
開幕前から入場券を巡る騒動が相次ぐマツダスタジアムでの観戦、あるいはスタジアム内でのファン目線の問題点について、「ひろスポ!」には多くの声が寄せられるようになっている。