画像は松井市長(右)に目録を手渡す古田会長
広島県サッカー協会は4月22日、広島市中区の広島市役所で広島市へのサッカースタジアム建設寄附金贈呈と、なでしこジャパンの国際親善試合の6月広島開催について会見し、そのあと松井一実市長に古田篤良会長が寄附金額1000万円の目録を手渡した。
古田会長は松井市長と同年代でこれまでの忌憚のない意見交換を行ってきた。
以下、古田会長のコメントの中にある「サンフレッチェ広島さんと一緒に、やりやすいいいサッカー場にしてもらえればなと思っています」の思いは非常に重要なポイントだ。
国内には”造りました”→”でも、いざ競技やイベントで使おうと思ったら選手にも観客にも関係者にもとても使いにくい構造になっていました”という失敗作が山のようにある。
今後の本体施設の本設計並びに、スタジアム周辺整備事業における風通しの良い議論なしに、将来に渡って多くのベネフィットを人々にシェアするような世界中から注目される新スタジアムの成功はない。
古田会長コメント
-新スタジアムに期待することは
古田 やはり街中のスタジアムですから、広島駅から15分ぐらいですし、紙屋町からも5分10分ですし交通の便のいいところなんで、観に行きたいなと思われたら気軽に来ていただきたいですね。気楽に来れる、遊びに行けるスタジアムになって欲しいなと思います。サッカーをするにあたってはもちろんサンフレッチェ広島さんと一緒に、やりやすいいいサッカー場にしてもらえればなと思っています。
新しいサッカー場ではいろいろな種別の決勝もできますから、来て観てもらって、ああこんな素晴らしいサッカー場なんだと認知してもらってまた来てもらえるように。そんなことを描いてもらえれば…
(建設に向けては)競技場の周りの施設にの気を配っていただければなと思います。(スタジアムの具体的な施設整備など)中身についてはこれから詰めていくことになりますから、そこでもしわれわれに話があれば、協会として思っていることは言っていきたいと思っています。
エディオンスタジアム広島で一昨年、Uー23の試合※がありました。その際、サンフレッチェさんのロゴがあったら代表戦はいけないんです。それでロゴを全部マスキングしてかなければならないのですが、それだけでも数百万円かかりました。例えば事前にカバーを作っていただくとか、そういうことも必要になってくると思います。
※キリンチャレンジカップ2019 U-22日本代表 × U-22コロンビア代表