画像はプロ初マウンドの初回を終え戻ってくる玉村の腰に手を当てる坂倉、右には初回に遊ゴロ2つをさばいた小園、右端には田中広
4月29日 ●3-5 DeNA マツダスタジアム
通算13勝14敗2分け
首位阪神まで5・5差、3位ヤクルトまで2差に開き4位変わらず
15時2分開始・3時間13分、16,396人
相手先発 濱口〇6回3分の0、7安打3失点
本塁打 -
抹消 藤井、磯村
登録 玉村、石原
一番セカンド菊池涼
二番センター羽月
三番ライト鈴木誠
四番レフト西川
五番ファースト松山
六番サード堂林
七番キャッチャー石原
八番ショート小園
九番ピッチャー玉村●(1試合1敗)5回101球5安打5失点(自責4)
コルニエル
塹江
大道
結論から言うと、広島にとっては様々な状況を考慮した上で何とも痛い負け。
なぜか?
DeNAが弱いから。勝ってやっと30試合で6勝20敗4分け。そのうちの3勝は広島から。しかもマツダスタジアムで2勝。極端な話、広島の危機管理能力が問われている、と言っていい。
開幕投手でありながら前回登板まで勝てていなかったDeNA先発の濱口。4月2日の広島戦(横浜スタジアム)では、足に異変を生じても続投を志願し、降板したあとはベンチで涙を浮かべた。相手も必死。
雨模様の前日に続きこの日も雨で1時間遅れのプレーボール。プロ初登板、初先発の広島玉村は、同じくプロ初スタメンの石原とのバッテリーで実に堂々と振舞ったが、5回5失点。打線はそれを援護しきれなかった。
前日の試合では1回と3分の2を投げた4年目21歳の藤井が8失点KOされ二軍に落とされた。
玉村は16日に二十歳になったばかりの20歳。DeNA打線が怖いのはみんなそう。ましてや藤井の大炎上を目の当りにしたらよけいいろいろ考えそうなものだが、「あまり気負わず自分の投球を」という玉村は3回を1安打無四球で乗り切った。
ただ好投した二軍戦(22日、オリックス戦で6回7安打無失点)のようにことは進んでくれない。相手の力量も違う、疲労度もまるで違う。
果敢に真っすぐ勝負を挑んだオースティンとソトには、ス欠気味の四回、完璧にスタンドに運ばれた。悔いが残るとしたらソトの前の宮崎を歩かせたこと…
それにしても守り終わってベンチに戻る時の様子を見ていると驚かずにはいられない。3年目二十歳の小園や玉村を出迎える5年目の坂倉もまた5月で22歳になる。コロナ禍2年目、若ゴイ化ますます加速…(ひろスポ!・田辺一球)