画像はサンフレッチェ広島レジーナのメンバーに広島とサッカーと平和について語る仙田信吾社長
サンフレッチェ広島の仙田信吾社長が8月4日のクラブオフィシャルサイト「社長通信」で、東京五輪サッカー男子、日本-スペイン戦を受け、1968年の日本銅のメキシコ五輪を重ねながら「森保監督と、監督を支えてチーム作りに貢献した横内コーチというサンフレッチェの功労者に最大のエールを送りたいです」とコメノトした。
仙田社長は地元の中国放送出身で、放送マンの立場で広島サッカー、日本サッカーと関わってもきた。女子のサンフレッチェ広島レジーナとともにサンフレッチェ広島として平和とスポーツの大切さを前面に押し出しながら、コロナ禍においてもその活動を着実に進めている。
以下、サンフレッチェ広島オフィシャルサイトより。
社長の仙田です。
昨夜の東京オリンピック準決勝 スペイン戦は惜敗としか言いようのない結果でした。酷暑で疲労がピークに達しても死に物狂いで戦った戦士たちに、日本中が感銘を覚えました。8月6日が3位決定戦、勝利を祈るばかりです。そして、広島サッカーとの因縁を思います。
53年前、1968年のメキシコ五輪では、開催国メキシコを2-0で下して銅メダルを獲得しています。この時の代表メンバー18人中6人が、広島県関係者でした。そのうえ、監督は長沼健さん、被爆の2年後、広島高等師範学校附属中学校が全国大会で優勝したときのエースFWでした。
テレビ中継はNHKでしたが、実況放送は、RCC中国放送の桐原アナウンサーでした。急遽の抜擢で、だれも日本サッカーが3位決定戦に進むとは思わず、あわててサッカー王国広島の局にと配慮があったと聞きました。それほどの奇跡でした。
森保監督と、監督を支えてチーム作りに貢献した横内コーチというサンフレッチェの功労者に最大のエールを送りたいです。
そして、生中継中に垣間見える大迫選手が懸命に応援する姿に、「最後の試合だ、チームを勇気づけて」と、激励したい気持ちでいっぱいです。悔しい気持ちを押し殺して、チームのために彼も戦っています。