画像はフライガールズ
広島ドラゴンフライズは10月9日、愛知県名古屋市中区のドルフィンアリーナでB1第2節のGAME1、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に臨み98-90のスコアで勝って開幕3連勝とした。
スターターは開幕から3試合連続で寺嶋良、辻直人、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ、ニック・メイヨの5人に固定された。アイザイア・マーフィーの出場タイムが16:37と第1節の2ゲームより短くなったが、それでもグレゴリー・エチェニケの8リバウンドに次ぐ7リバウンドを記録した。ニック・メイヨは開幕戦に続いて30:57と出場タイム30分越えた。12得点7リバウンド7アシストとバランスの良さが光る。
2020-21シーズン、B1デビューの舞台で広島ドラゴンフライズは名古屋ダイヤモンドドルフィンズに4戦全敗を喫した。2020年10月2日のドルフィンアリーナで76-81敗戦のあとは広島サンプラザホールで12月に73-89、74-94、さらには2021年1月のホームでは64-90の惨敗で、新型コロナウイルス感染防止の入場制限がかかりわずかに948人のファンが見守る中、意地を見せることができなかった。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズは4シーズンチームを率いた梶山慎吾ヘッドコーチがGMに就任して、滋賀レイクスターズヘッドコーチだったショーン・デニス新ヘッドコーチを迎え、外国籍選手も一新して今季を迎えた。2020-21シーズンの勝率・571はB1リーグ5シーズンの中では一番で、開幕ダッシュを目指した今季は開幕戦のサンロッカーズ渋谷戦を77-80で落とし、GAME2も88-93で連敗スタートとなった。
開幕連勝の広島ドラゴンフライズは敵地に乗り込み、どこでスパートをかけるか?第1クォーター25-25で互いに様子見のあとの第2クォーター、25-29残り8:29から寺島良が3つ続けてツーポイントシュートを押し込み攻撃のリズムを作ることに成功。さらに辻直人のスリーポイントで加点して、27-21で第2クォーターを取りゲームの流れを引き寄せた。
第4クォーター、残り5:00で84-81とされた時も辻直人がスリーポイント3本を沈めるなど2分少々で11得点と勝負強さを発揮した。
辻直人はスリーポイント、トータル8の7と本領発揮で27得点。チームの成功率も辻直人に引っ張られる形で55パーセント(11/20)と高いものになった。また司令塔の寺島良も開幕から3試合連続の二桁、16得点。
B1第2節GAME1
広島ドラゴンフライズ 98-90 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
1Q: 25-25
2Q:27-21
3Q:24-24
4Q:20-22
【スターター】
広島: 寺嶋良、辻直人、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ、ニック・メイヨ
名古屋: 齋藤拓実、コティ・クラーク、須田侑太郎、中東泰斗、スコット・イーサトン
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
辻直人 27得点
寺嶋良 16得点
グレゴリー・エチェニケ 12得点
ニック・メイヨ 12得点
◆リバウンド
グレゴリー・エチェニケ 8リバウンド
アイザイア・マーフィー 7リバウンド
ニック・メイヨ 7リバウンド
◆アシスト
ニック・メイヨ 7アシスト
寺嶋良 5アシスト
辻直人 4アシスト
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
◆得点
齋藤拓実 23得点
スコット・イーサトン 19得点
コティ・クラーク 14得点
◆リバウンド
コティ・クラーク 8リバウンド
スコット・イーサトン 5リバウンド
張本天傑 4リバウンド
◆アシスト
齋藤拓実 7アシスト
スコット・イーサトン 6アシスト
コティ・クラーク 4アシスト
カイル・ミリングHCの話
「名古屋は3ポイントシュートや走りが強みのチームだと分かっていたので、今日はかなり厳しい試合になると予想していた。前半に名古屋の3ポイントシュートが高確率で決まっていたが、自分達のディフェンスを継続するように選手に指示をしていた。スイッチを使って名古屋のオフェンスをかき回せたと思う。広島はインサイドをヒットしてアタックするというのが強みで、名古屋は走って3ポイントシュートを打つのが強みと、スタイルが全く違うチームが今回激突したが、勝利を掴むことができた」
辻直人の話
「 こんなに確率よく入るのはシーズンを通して、何十回もあるわけではないと思う。今日の試合のパフォーマンスは自分でも褒めてあげたい。チーム全体でも今週に準備してきたことを実行できている時間帯もあったが、また新たな課題も見つかってきた。ディフェンスの部分で臨機応変に対応できるようなチームの力が今後必要になってくると思う。今日の試合で勝利できたことは良い経験にもなり、プラスになったと思う」