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2021年11月16日
編集部

譲渡金およそ24億円の広島のエース前田健太投手に続いて、広島の主砲鈴木誠也外野手ポスティング移籍へ、コロナ禍で売上高激減の広島球団への最大の恩返し

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鈴木誠
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今シーズンの終わり、ひとりマツダスタジアムのベンチに”居座る”鈴木誠也外野手

 

 

広島東洋カープは11月16日、鈴木誠也外野手(27)のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を明らかにした。鈴木誠也は緊急会見に応じて、メジャーへの思い、球団やファンへの感謝を言葉にした。

 

 

広島では2015年12月、前田健太投手がやはりポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ移籍容認を発表した。この時点で前田健太投手はプロ8年目、26歳。鈴木誠也外野手は今季が9年目。1年遅い。

 

 

前田健太投手も2013年オフの契約更改の席でメジャー挑戦を口にした。今回もまた似たような経過をたどった。

 

 

ただし大きく違うことがある。2015年は緒方監督の1年目でチームは4位。今年も4位。そこはいっしょ。

 

 

違うのは集客数と球団の売上。2015年は球団初の200万人超えで2,110,266人の入場者があり、売上高はおよそ148・3億円だった。今季は976,306人。開幕前にマツダスタジアム開催分チケットをすべて売り切るという極めて特殊な手法でコロナ禍においても昨季同様、12球団最多の入場者があったがそれでも少ない。

 

 

昨季の広島の入場者数は537,857人。球団は当期損失29億3487万円で、1974年以来46年ぶりの赤字となった。古葉竹識さん逝去のニュースがこの日報じられたが、智将・古葉監督が球団を初優勝に導いた1975年の1年前の状態にまさに戻ったのが昨年だったことになる。

 

 

その昨年の売上高はおよそ85・5億円まで下がった。当然、今年度も厳しい。

 

 

前田健太投手の時は、移籍先のロサンゼルス・ドジャースから広島球団に2000万ドル(契約時レートでおよそ24億円)の譲渡金が入った。優勝特需に沸く球団は多分な経営的余力が生じており、その資金をチーム強化費や地元広島への還元、キャンプ地への寄付に使いたいと話していた。

 

 

実際、翌2016年2月には、キャンプ地の宮崎県日南市と沖縄県沖縄市に1億円ずつを寄付。さらにこの年、25年ぶりリーグ優勝を果たし、熱烈な地元の応援に対する“恩返し”として広島市への5億円を寄付した。この年の売上高はおよそ182億円まで跳ね上がっていた。

 

5億円のうち4億円は少年野球などのスポーツ広場(広島市西区)の整備へ、1億円は原爆ドームの保存費用に充てられた。ただし、旧広島市民球場では、少年野球はもとより、町内会レベルのソフトボール大会でも自在にグラウンドが使えていた。それが球団指定管理のマツダスタジアムではほぼ“締め出し”となった。本来やるべきは、スポーツ広場の整備ではなく、マツダスタジアムの一般開放だ。

 

 

今回の鈴木誠也外野手のメジャー移籍はよほどのことが起こらない限り、スムーズに進むだろう。

 

 

そうなると広島球団には10億円を超える譲渡金が入ると同時に今季、3億1000万円だったチームナンバーワン高額年俸にさらに上乗せした金額も不要になる。そのプラスマイナイ合計は“マエケンマネー”の時と同規模となりコロナ禍に苦しむ球団にとってはまさに“救世主”だ。

 

 

ネットニュースでは「球団」が「鈴木誠也外野手」の「メジャー挑戦」を「容認」した、となっているが、こうした状況からすれば「容認」の意味合いはぜんぜん違ってくる。

 

 

「容認」も何も、だいたいメディアではとっくにこの事実を報じてきた。10月22日、サンスポがネットニュースで鈴木誠也外野手の動向など詳細を紹介。続いて日本時間の11月6日未明には、ツイッターフォロワー35・9万のMLB公式サイトレポーターが「広島の、日本の主砲が日本シリーズ終了を待ってメジャー挑戦告げる」とMLB公式サイトに具体的な流れをアップした。

 

その中には次のようなお金のやりとりに関する一節もある。

 

Under the current MLB-NPB transfer agreement, the Carp would receive a release fee equal to 20% of the first $25 million in guaranteed contract value, plus 17.5% of the next $25 million, plus 15% of any amount beyond $50 million.

 

広島球団への譲渡金は鈴木誠也外野手の契約が高額になるほどに、広島球団へ5億円以上が段階的に積み重なる。

 

鈴木誠也外野手が緊急会見で述べているとおり、プロ野球人としての広島での9シーズンを支え、育てたのは広島球団でありカープファン。その期待に応えるべく鈴木誠也外野手は与えられたチャンスを緒方、佐々岡両監督の下で確実に生かし「神ってる」打撃を手に入れ、右足首の大けがを乗り越え、3度のリーグ優勝に貢献し、広島の四番の“魂”を新井貴浩さんから引き継いだ。

 

そのすべてがマツダスタジアムでの、全国各地のスタジアムでの熱狂につながった。

 

一方、新井貴浩さんと同時に広島復帰した黒田博樹さんからは、メジャーリーグの価値と魅力を伝えられ、やがて憧れが挑戦する思いに変わった。2016年の日本シリーズと侍ジャパン強化試合で“一緒”になった大谷翔平の規格外の打撃スタイルにも刺激され、彼が海を渡るなら…と…

 

その大谷翔平の移籍先、ロサンゼルス・エンゼルスには黒田博樹さんからその名を教えてもらった規格外の中の規格外、マイク・トラウト外野手もいた。鈴木誠也からSEIYA SUZUKIへ。そのトラウト打法についておそらく国内メディアで一番詳しくひろスポ!が報じてきたのもこういう理由から、である。(広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

※この項つづく

 

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(2021年11月6日掲載)

 

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(2021年10月23日掲載)

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