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2020年02月29日
編集部

ひろスポ!がマジメな野球の話をしよう!佐々岡カープ、キャンプ総括とオープン戦見通し、ピレラは小園はフランスアは…

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ピレラ
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  • レッドヘルメット

ピレラ(画像)は今後、相手投手のレベルが上がる中でどう打つか?

 

佐々岡監督の下、日南・沖縄キャンプを終えた広島は2月28日、マツダスタジアムで全体練習を行い、中日とのオープン戦に備えて名古屋に移動した。

2月1日、キャンプイン。で、この日、グラウンドに集まったのは投手14人。野手20人。

投手
(先発候補)
九里亜蓮、大瀬良大地、森下暢仁、床田寛樹、遠藤淳志、クリス・ジョンソン
(ブルペン陣)
岡田明丈、一岡竜司、塹江敦哉、菊池保則、高橋樹也、DJ・ジョンソン、テイラー・スコット、ヘロニモ・フランスア

FA宣言せず残留して今季に燃えていた野村祐輔は2月2日全体練習を回避、右ふくらはぎを痛めてけっきょくそのまま離脱中だ。

首脳陣が期待を込めた「若手の台頭」では、遠藤、塹江、高橋樹、が生き残った。それにドラワン右腕の森下。この4人がオープン戦でどうか?塹江と高橋樹はいかに与えらえた仕事場できっちりその役目を果たすことができるか?遠藤と森下は長いイニングがどうか?

山口翔、ケムナ誠は日南の段階で力量不足とされ、二軍へ。アドゥワ誠も沖縄キャンプでの内容が悪く二軍で球数を投げることになった。

年齢的にはやってもらわないといけない矢崎、薮田のふたりも沖縄キャンプ最終日の練習に参加せず二軍行きとなった。ふたりは毎年、同じようなところをグルグル回っている。これでは首脳陣の信頼は得られない。特に薮田。2017年に15勝!しかしそのあと球威、制球力ともガタ落ちした。内面的な問題が大きいと見る。

ブルペン組ではフランスアが”やばい”状況にある。対外試合での登板内容にまるで迫力なし。この日も全体練習とは別にシート打撃に登板して、佐々岡監督がチェックしたが、そういうことになっている時点で赤信号だ。

二軍調整を続けている今村猛や中崎翔太はまだ合流できる状況にない。ふたりとともにリーグ3連覇に貢献した一岡は球威も含めてかなり復調している。菊池保はさすがに安定感がある。

中村恭平の離脱により、六回以降の投手リレーは今後の課題だ。

野手はどうか?

(捕手)
曾澤翼、石原慶幸、坂倉将吾
(内野手)
曽根海成、上本崇司、田中広輔、小窪哲也、安部友裕、堂林翔太、菊池涼介、三好匠、小園海斗
(外野手)
鈴木誠也、長野久義、ホセ・ピレラ、野間峻祥、宇草孔基、正隨優弥、高橋大樹、そして西川龍馬

大方、予想通りの顔ぶれになった。

ここにいないのはキャンプ序盤絶好調から一転、故障離脱の松山竜平とアレハンドロ・メヒアぐらい。

石原慶が上がってきた関係で新人の石原貴規が二軍に回った。新人の石原貴はコツコツと、充実したキャンプを送っていた。二軍で経験を積んでまた戻ってきてもらいたい。

小窪はさすが、だ。沖縄から菊池涼とともに主力に合流。きっちり役目をこなし、この日のフリー打撃でもいい打球を飛ばしていた。セカンドもショートもサードも守れる。

サードで言えば、ピレラが小園と一緒にサードノックを受けたあと、レフトでもノックを受けた。

これをどう見るか?

ひろスポ!では2月1日から小園の打撃力をクローズアップしてきた。首脳陣は小園のバットをなるべくベンチに眠らせておきたくはないはずだ。

田中広のショートは、打力さえある程度伴えば問題なし。なんせ新選手会長だ!

そうなるとサードに小園。いやセカンド小園もあり得る。この日もセカンドからの4・6・3ゲッツーの練習をやっていた。サードには安部もいる。打つ方は調子良さそうだ。

サードでは送球難の”恐怖”がつきまとうピレラのレフトは「あり」だろうが、そこには一番候補の野間と長野がいる。この日、一番いい打球を飛ばしていた高橋大もいる。

「レフト・ピレラ」をやるならクリーンアップで使いたい。六番以降にしか組み込めないならその時は長野の勝ち、だろう。

新人の宇草、2年目の正隨はよくここまで残ってきた。しかし、ふたりはこの先、打ちまくらないとやがて二軍切符だろう。安定感が足りない。大きいのばかり狙っていると、この先足元をすくわれる。

堂林もここまでは結果を出してきた。ただ、毎年、この先が問題になっている。ピレラと一緒で、要するに相手投手のレベルが上がったあとでどうか?それは下半身と相談しながらのキャンプを続けた田中広にも言える。

鈴木と西川は別格。このふたりは何かのCMにでも出演して、どんどん全国区になった方がいい。キャンプを見た限りではカープ人気は昨年の7割程度まで落ち込んでいる。誠也&龍馬はケガさえなければ、セ・リーグ打撃競争の主役間違いなし。少しでも甘い球は狙い通り打てるし、厳しい球はヒットゾーンに打ち返す。ふたりの打席は1球たりとも見逃せない。

不安材料というか、課題は松山が抜けた五番と、菊池涼の調子によっては流動的になる二番、それに誰が一番を打つのか?要するに「四番・鈴木」の活かし方。

一番候補は田中広、野間。ここまで対外試合7試合はずべて「一番・田中広」だ。

二番は菊池涼のほか、小窪、堂林、ピレラもスタメンで入った。要するに右打者だ。

三番は西川が4試合続けて打ったあと、ピレラ、長野、坂倉で回している。坂倉はキャッチャー一本でキャンプを送ってきた。DHがあれば面白いが開幕スタメンでの起用はないだろう。

オープン戦ここ3戦で三番から五番に回った西川だが、西川を鈴木の前に置くか、あとに置くか?

なお、仮にサビエル・バティスタがいれば何も悩む必要はない。三番にバティスタ、五番に西川でキレイにはまる。

打線がガタガタし始めると、強打のキャッチャー、曾澤への負担が増える。曾澤の打順をコロコロ変えないでいいのが理想。オープン戦では1試合ごと、どんなオーダーで行くのか注目したい(ひろスポ!・田辺一球)

さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」

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