JTサンダーズ広島、セットカウント３－１でサントリーサンバーズ退け天皇杯準決勝進出！～～ちゃこのVプレミアレポ番外編

2021年12月12日: 編集部

トップ画像は試合に勝利しコートに駆け込む選手たち

令和3年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権
ファイナルラウンド　準々決勝
2021年12月12日（日）群馬県高崎市・高崎アリーナ
vs サントリーサンバーズ

JTサンダーズ広島
会場に掲げられた｢天皇杯･皇后杯｣の看板

JTサンダーズ広島
隣の女子コートではJTマーベラスの試合が同時進行

サントリーは、V開幕前にムセルスキー選手のドーピング発覚(ものすごい過去の話の。なのに罰則は今…。よくわかんない)による公式試合出場停止(2021/12月まで)の発表があり、同時に、新しい助っ人バロッティ加入を発表したけど、チームに慌てて合流してるから、合わないし、身体が準備できてないし、で、Vの試合にも出れていない状態だったんですよね。

日本人枠でアライン選手がいたのでOP起用している状態。で、年内最後のVの試合で柳田が負傷してチーム離脱。詳細わからないけど、L鶴田も離脱。

そんな中で、よく動く小さな人がたくさん、と、中国ナショナルチームのMBポン・シーコン(リービンくんのチームメイトになるわけだ)でチームを作ってきてました。

そんなサントリーとJTサンダーズ広島はVで1対戦済み。1勝1敗。今後のJTの行方を占う試合になりそう。さぁ！試合はどうなった？！

25-21
23-25
25-22
25-19

セットカウント3-1で勝利！ベスト4入りを果たし、来週の準決勝にコマを進めました。

次の対戦相手は、今日の第3試合(堺vsテクト)の勝者です。(昨日は高崎泊だったので、第4試合、フルってて盛り上がってた、ウルドvsヴォレアス北海道(V2)を最後まで堪能しました。今日は、JTの後の第2試合・パナvs東レがフルっていて試合時間がノビノビ。

第3試合は予定では14:00開始だったけど、遅れて15:15開始。広島まで帰らないけんので、試合結果が出るまで高崎アリーナには居れず(まだ第2セットが終わってなかった)。この調子だと、第4試合は予定では16:00開始だったけど、17時とか18時とかになりそうだなぁ…。←結果、フルった末に堺が勝ったようです。第4試合は18:20開始。

スターティングメンバーは

OH:新井、将平
MB:小野寺、西
OP:エドガートーマス
S:金子
L:唐川

Vで今とても調子が上がっているナカジは、なぜかベンチ外でした。何かあるのか？それとも、来週は出るよ？今週は西のターンだよ？なのか？故障とかでなければいいのですが。

サントリーとの前回のVでの対戦は、開幕2週目。山口大会でした。これまでになく「1日目に競り負けて、2日目に前日を上回って勝利した」パターンでした。この後、敗戦が続いて、仕切り直したので、前回の山口大会と違うのは、「コートの中にまとめ役が居ること」ですね。

若返りを図るJTが、セッターもOH2枚もLもぜーーんぶ若手に変えてしまったが故に、コートの中でうまくいかないことが起こった時にドドドドと崩れて、歯止めが効かない、という感じになってたんですよね。その問題は、新人OHの2人を「ニコイチ」で使うこと、L唐川を入れること、OH将平を入れること、で解決に向かっていると思います。

なので、山口大会の時のJTとは安定感が違ったと思います。

相手の不意を突くように放たれる小野寺選手のクイック

サーブで狙われながらもしっかりレシ－ブをする新井選手

記録席に飛び込んでこぼれ球を上げる金子選手

山本将平
山本選手のバックアタック（全くのフリー）

サントリーのセッター大宅は、センター攻撃(特にMB小野とのコンビは、藤井-李のようです)を絡めるのが上手い。今日はそこを、悉く小野寺くんがぶった斬ってましたね。

「ネットの向こうにボールが行くこと、まかりならん！」つうくらいの迫力でしたね。

新井くんの「積極的に打ちに行く」強気な姿勢に助けられることも多いのだけど、こと第4セットは、レセプションのミスが多く、それを取り戻そうと思うのか2本目だろうが少々トスが乱れていようが強打しにいって、更に穴を掘ってましたねぇ…。

で、レセプションの補強として、新井→坂下に交代したわけだけど。

これは現場を見てたからそう想像する、ってだけですけど、多分、坂下との交代は前衛に上がる間までの限定の予定、だったんじゃないかなぁ。でも、この天皇杯はパドルもないので(普通、投入された選手と再度交代する場合には交代の時のパドルを持ったままにしてることが多い)、新井くんは休んでいた（笑）。

坂下くんが前衛もやってたわけだけど、前衛って当然ながらアタックを打つだけではなーい！将平さんと坂下くんが入ることで、ボールが繋がって、ラリーの後に再度攻撃を仕掛けることが、その前よりも楽に出来ていたように思う。

瓢箪からコマ、だね。

サーブで攻める、とひと口に言うけれど、ひたすらサービスエースを取ることを狙っているわけではなくて、「何処を、誰を」「強い球、変化のある球、失速する球…で」攻めているわけですね。

サービスエースはそりゃ取れればそれにこしたことはないけれど、このサーブで、相手が「どうなる」ことを予想して、次自分らはどうするかを考えて動く、っていうこと。ま、簡単に言えば、自分とこに有利な展開にして、何で決めるか、っつうこと。

どこのチームにも得意なパターンってあると思うんだけど(このパターンが1番ブレイクとりやすい、ってとこ)、JTはセッターがサーブ打ってる時、だと思うんですよ。小野寺、トムが前衛に来ますからね。サーブ＆ブロック！ですよ。

でも！金子くんは、サーブが単体ですごいんですよ！！全然普通にスパイクサーブでエース取っちゃうくらい。フォームも美しくて、高さも良かった。Vでも期待しちゃうよ！

来週の土曜日が準決勝。堺ブレイザーズと。そして日曜日は決勝。東レvs(ウルドvsFC東京の勝った方)と対戦です！来週は仕事で現地観戦は叶わず。配信で応援です！

頑張れ！JTサンダーズ広島！

頑張ろう！NIPPON！(ちゃこ)

JTサンダーズ広島

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