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2022年03月24日
編集部

八回、内海優太、真鍋慧の連打が精一杯だった広陵、九州国際大付の左腕、香西一希に”準完封”され夏リベンジ誓う

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画像は広陵高校グラウンドを見下ろす、硬式野球部員卒業記念碑

 

第94回選抜高等学校野球大会第6日(3月24日)

 

サクラの広陵が、広島市内ではまだ2、3分咲きのこの日「完敗」(中井哲之監督)を喫した。

 

 

20日の初戦では敦賀気比(福井)を相手に17安打で9対0圧勝。しかしベスト8を賭けた九州国際大付との大一番では打線が機能せずタイムリーなしの1対4で敗れた。

 

 

初戦でクラーク(北海道)を相手に延長10回、4安打2失点だった九州国際大付の左腕、香西一希は真っすぐの球速が120キロちょっと。

 

「あまり球速がないもんですから…連打はいいと。ただ無駄なフォアボールでランナーを溜めての長打は避けるようにと、ソロホームラン3本まではいいからと言って送り出しました」(九州国際大付・楠城徹監督)

 

初回の広陵は先頭の中川将心が6球目を中前打。松下水音が送って、内海優太はフルカウントから空振り三振。打席に真鍋慧の時、中川将心が三盗。投球がカーブだったこともあり、キャッチャー野田海人の三塁送球がワンバウンドで外野に抜けた。

 

1点先制。しかし真鍋慧はアウトローの変化球を見逃し三振…。直後の二回、エース森山陽一朗が4本のシングルを許して2点を失った。

 

敦賀気比戦では二番から六番までの左打者が繋ぎのバッティングを披露した。ところがスライダーなどを交えながら外角球をうまく使う九州国際大付のバッテリーの前に「連打」を封じられて苦しい展開になった。

 

七回を終えて九州国際大付10安打、広陵5安打。

 

迎えた八回、二番手でマウンドに上がった松林幸紀が死球をきっかけに2点を許して1対4。一番の黒田義信に4打点を許した。

 

その裏、やっと内海優太、真鍋慧に連続ヒットが出て二死一、三塁としたが途中出場の谷本颯太は見逃し三振。九回の攻撃も3者凡退に終わり、香西一希に11奪三振のスミ1完投を許した。

 

「バットを短く持ったり、センター返しをしてくれという指示を出したけどダメでした。夏に向けて左ピッチャー対策を重点的に練習していきたい」(中井哲之監督)

 

自慢の左打者5人の打撃成績は16打数3安打7三振、に終わり、夏制覇へ向けて再スタート…(広島スポーツ100年取材班)

 

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