画像は森下
5月14日●3-5ヤクルト マツダスタジアム
通算39試合22勝16敗1分け、ヤクルトに抜かれて2位後退
14時1分開始・3時間26分、30,518人
相手先発 原5回6安打2失点
本塁打 坂倉3号①
一番センター大盛
二番セカンド菊池涼
三番レフト西川
四番ファーストマクブルーム
五番キャッチャー坂倉
六番ショート小園
七番ライト中村健
八番サード田中広
九番ピッチャー森下7回119球10安打2失点(自責1)
ターリー●(4試合1敗)
森浦
島内
5月11日、4連勝で首位に返り咲いた広島。その後、甲子園とマツダスタジアムで雨天中止が2試合続き、この日、本拠地にヤクルトを迎えての一戦では絵に描いたような逆転負けで2位に後退した。
昨季から続くマツダスタジアムでの高津ヤクルトの強さは尋常ではない。その背景に「赤傘の呪い」が見え隠れするという話は4月28日、ヤクルト打線は八回に9点を挙げた際に”解説”した。↓
今回もまた八回、である。
広島二番手のターリーが村上にバックスクリーンに打ち込まれて3対3同点になり、そのあと無死一、二塁で救援した森浦も打たれて勝ち越された。
だが、ゲームの流れを決めたのは、この日300試合連続スタメンで史上最年少記録を塗り替えたヤクルトの主砲村上と、今季ヤクルト戦初先発の森下の三番勝負だった。
初回の森下はいきなり無死満塁のピンチに追い込まれ、そして打席に村上…
初球外角カーブはボール
内角151キロはかなり外れてボール
内角150キロわずかに外れてボールスリー
坂倉のミットは外なのに150キロ甘めでファウル
152キロ真ん中付近空振り、これでフルカウント
内角150キロ打って一ゴロ、ホームでアウト
このあと五番中村の左前打でヤクルトが1点を先制した。
ヤクルト1点リードの三回の2度目の対決は二死無走者の場面で…
初球外152キロストライク
外のカーブボール
外のチェンジアップボール
坂倉「低く」のゼスチャーで外に構えるも真っすぐが逆球になってレフトフェン直シングル
ヤクルト1対2で迎えた六回、3度目の対決は村上先頭打者…
ミットインローの初球外150キロボール
ミットインロー低目にボール148キロ
ミットインロー149キロやや真ん中寄りストライク
外角カーブストライクで2-2
この試合森下の86球目、ミットインローやや高目に入った151キロレフトコンコースに10号同点ソロ、大きな放物線がビジターパフォーマンスのスワローズファンの前を通過
森下は昨季、村上を14の3の5三振と抑えていた。第1打席の絶好機に凡退した村上はそのあとの2打席で森下のウイニングショットを打ち砕き、その勢いで2打席連続の同点アーチ…スワローズファンが手にする赤傘ではない傘が揺れる中、ダイヤモンドを2周したのである。(ひろスポ!田辺一球)