トップ画像は午後3時過ぎのマツダスタジアム正面、ファンの姿はまばらで報道陣や入場チェックのスタッフばかり…
マツダスタジアムでの観客入場が7月14日の広島対巨人戦(午後6時から)で解禁された。
プロ野球は6月19日にリモート(無観客)で開幕。広島のマツダスタジアムでの初戦は7月4日で5、8、9日にも公式戦がリモートで開催された。
そこまでが「ステップ1」。
「ステップ2」が今回で、この日から7月30日の中日戦まで計9試合は5000席のみが使用される。
広島のHPには以下のように書いてある。
・年間指定席をご購入いただいたお客様のみご観戦いただけます。
・上限が5,000席となりますため、年間指定席をご購入いただいたお客様をグループ分けして観戦をご案内いたします。
・観客同士の密接を防ぐため、前後左右の座席を空けさせていただきます。
要するに一般のファンはこの間、マツダスタジアムで観戦できない。
球団創立70周年で、ずっと応援し続けてきたファンも多いだろうに、熱中症の危険が高い8月以降でないと入場できないことになる。
年間指定席購入者も自由に入れるわけではない。およそ8300の年間指定席に対して5000席。そのため9試合のうちの5試合をそれぞれのファンが選択する、という方式が採用された。
それでなくても公式戦の試合数がは全120試合に削減されている。今季から値上げもしたのに、年間指定席の価値がどんどん下がる、という結果になった。
3万人で賑わうのが当たり前のようになったマツダスタジアムでその6分の1のファン、とはどういう状況か?
実際にJR広島駅からのカープロードを歩いてみると、いつもなら大勢のファンが歩く歩道にほとんど人影はなく、ファンの入場をチェックするスタジアム正面と、大型スロープのゲートもスタッフの数の方が多い状況で、当然ながらアウェーチームのグッズショップ売り場に人影皆無。
早朝までの大雨が上がったのはラッキーだったが、いつものようなカープファンのエネルギー渦巻く空間に戻るまでには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
広スタ特命取材班
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