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2022年06月01日
編集部

推定年俸合算なら日本ハムの3倍の広島、西川・坂倉のバットを封じられてBIGBOSS軍団にも苦戦中…

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BIGBOSS
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画像はマツダスタジアムのBIGBOSS

 

6月1日 ●1−5日本ハム  マツダスタジアム
通算54試合27勝25敗2分け、首位ヤクルトに4・5差、2位巨人に1・5差の3位
交流戦8試合2勝6敗で単独最下位に一夜で逆戻り
18時開始・3時間27分、29,368人
相手先発 上原〇6回4安打無失点
本塁打 −

 

一番ライト野間
二番セカンド菊池涼
三番センター西川
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番ショート小園
七番レフト中村奨成
八番キャッチャー石原
九番ピッチャー遠藤●(9試合3勝4敗)5回96球8安打3失点(自責3)
松本
塹江
矢崎

 

5対1のスコア以上に完敗の広島。七回、堂林がチームとしては32イニングぶりとなるタイムリーを放ち、交流戦8試合で半分にあたる4度目の完封負けを回避するのがやっと、一夜にして交流戦単独最下位に逆戻りした。

 

広島先発の遠藤は、前回、ロッテ戦で6回3分の1を投げ4安打2失点で勝ちがついた。武器は球速140キロ前後のスピンの利いた真っすぐ(スピン球)とフォークに近い軌道のチェンジアップ、スライダー。

 

ところがこの日は二回、五番万波にアウトローのチェンジアップをバックスクリーンに打ち込まれておかしくなった。

 

四回にも先頭の万波に投じた初球、外寄りのカーブをエンタイトルツーベースにされて、二死から八番淺間にもカーブを適時打された。

 

さらに五回の二死一、三塁でも万波を迎えて2ボールからアウトローへのチェンジアップ4連投…。結果は空振り、空振り、ボール球、そして詰まりながらレフト前に落ちる適時打になった。

 

要するに自慢のスピン球を勝負球に使わないまま、万波絡みで全3失点…

 

セ・リーグ最多得点、最高チーム打率の広島はしかし交流戦では…
●0-7ロッテ
〇5-2ロッテ
●3-6ロッテ
●0ー7ソフトバンク
●1-11ソフトバンク
●0-8ソフトバンク
〇1-0日本ハム

…という状況だから、実質、この3点で勝負あり。

 

日本ハムの先発は「二刀流」でも注目される広島・広陵高出身の上原。こちらは学生時代に過ごした街の風景を眺めてリラックスしたのか、チェンジアップやカットボールを交えながら外角球もうまく操り、自身615日ぶりの白星を手にした。

 

同一リーグでは打てても、交流戦では打てない広島。その原因を探るといろいろ見えてはくるのだが、打順に関して言えば一番から六番までは固定されていて、そこが打てないから点が取れない、ということになる。

 

日本ハムとの初戦の1点は菊池涼の犠飛。惨敗に終わったソフトバンク3連戦は3試合で1点だがマクブルームのタイムリー。その前のロッテ戦での計8点は第2戦では野間、菊池涼、マクブルーム、磯村に打点がつき、第3戦は野間、菊池涼、マクブルームに打点…

 

そう、あれだけ交流戦前に得点圏打率リーグトップ級…と言われ続けていた坂倉と西川がぜんぜんイケてない。本人たちも内心穏やかじゃないだろう。

 

しかし、よくよく見ていくとこのふたりに対しては相手バッテリーが最大限の注意を払っている。特に坂倉。この日の上原、二回の第1打席ではカットボール、フォーク、スライダーなど計7球を投じて最後は高目ギリギリのカットボールで見逃し三振。八回の第4打席ではやはり広島・新庄高出身の堀が二死二塁の場面で7球投じてけっきょくフォアボールで歩かせた。

 

広島は坂倉を「育成」することでチーム力を維持しまたはアップさせる球団だが、日本ハムもその方針を踏襲している。いよいよ全貌が見えてきた新スタジアム、エスコンフィールド北海道もまた、2009年供用開始のマツダスタジアムをモデルのひとつにしている。

 

その日本ハムがBIGBOSSの下で”育成期間”の真っただ中にある、ということらしいが、その効果がすでに随所に見え隠れしていないか。

 

ちなみに先発した遠藤は5年目で推定年俸2000万円。万波は4年目で同900万円。ビビる必要など、ないはずで、さらに言えばスタメンの総年俸なら広島が3倍近い。ところが、ここまで1、2戦を終えて、ややBIGBOSS優勢。日本ハムナインはやがて訪れる本拠地ボールパーク時代に備えてマツダスタジアムで躍動しているように見える。(ひろスポ!田辺一球)

 

菊池
九回、石井の打球はセカンドとセンターの真ん中に落ちそうになるが菊池涼と西川がともに猛然と突っ込んで、ぶつからないようにすれ違い、打球は菊池涼のグラブの中へ

 

 

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