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2022年09月27日
編集部

国際親善マッチ米国撃破の森保ジャパンはエクアドル戦ターンオーバー、田嶋会長「コスタリカ戦だけが一番怖いなと…こういうチームになったということは嬉しいし誇らしく思います」

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田嶋会長
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カタールW杯の風、広島へ-

 

ドイツ遠征中のサッカー日本代表(FIFAランキング24位)は同14位の米国を9月23日に2-0で撃破!27日には国際親善試合第2戦で同44位のエクアドルと対戦する。

26日の会見で森保一監督は米国戦から先発全員を入れ替える考えを示した。幅広い人材から最後にベストチョイスする”森保流”は本番前のサバイバルゲームでも貫かれる。

その森保監督を強力に後押しする発言が広島の”頂上”で次々に飛び出したのは9月16日のことだった。

 

同日、広島市街地のど真ん中、NTT基町クレドふれあい広場で開催された「11月に開催されるワールドカップサッカーを広島で盛り上げよう!!」プロモーションイベント(広島県サッカー協会主催)はかなり盛り上がった。

 

会場には”広島初上陸”となる日本代表使用のバスが展示され、撮影は自由。代表選手パネル展示や日本代表新ユニフォームなどグッズも販売されて“広島のど真ん中”が赤や紫じゃなくて!サムライブルーに染まった。

サッカー協会 クレド
日本代表使用のバスをバックに記念撮影、お二人とも森保監督大好き!

サッカー協会 クレド
NTT基町クレド広場にSAMURAI BLUE


応援メッセージを書く子どもたち


イベントに拍手…

 

ところで、この日は”広島サッカー界サミット”とも言うべき重要会議が、イベント広場に隣接するリーガロイヤルホテル32階で開催された。

 

出席者は日本サッカー協会の田嶋幸三会長、湯崎英彦県知事、広島市の松井一実市長、広島県サッカー協会の古田篤良会長。

 

日本サッカー協会の須原清貴専務理事、広島県サッカー協会の野村尊敬最高顧問、同協会の宗政潤一郎副会長兼専務理事も同席した。

 

”サミット”の議題は2つ…

 

・2022年W杯サッカーカタール大会への期待について
・広島県・広島市と日本サッカー協会、広島県サッカー協会の今後の連携について、新サッカースタジアムでの日本代表戦(各カテゴリー)による平和記念試合の開催推進の確認

 

 

以下、その時の模様をここに再現する。(要旨)

 

-まずドイツ、スペイン、コスタリカと当たるW杯カタール大会についての期待をお願いします。

 

湯崎知事 まさに今の相手の紹介…非常に大変だどいうことで、この間、森保監督の激励会が広島で(7月1日に)ありました。そこでもその話題になったので監督がどう答えるかなと思っていたら、”どうせ上に行ったらやらなきゃいけない、打ち破らなきゃいけない相手なんでもう遮二無二に打ち破っていくという趣旨でした。あっ、もうさすがだなたと。決して怯まずやるべきことをやっていくと、そういう構えでいらっしゃるのだなと思いました。

ほんとに監督が言われるとおりだと思いますし、これまでも幾多の困難を乗り越えて固まってきたチームだと思うので、しかもこれも監督の話なのですが、今のメンバーだけじゃなくて誰が出ても同じように戦えるとおっしゃってたので、ほんとに歴史的な活躍をしていただけると思っています。

 

田嶋会長 ありがとうございます!

 

松井市長 森保監督はサンフレッチェを3度も優勝に導かれた監督ですから、当然ワールドカップに際しましてもしっかりした指揮を発揮していただき、それを県民市民も非常に楽しみにしていると思います。そして広島としては平和関連でも監督に期待することがたくさんございます。

実際、監督自身も長崎で育っておられるということで、ぜひ平和への思いや願いをしっかり発信していただければと…。実際、監督自身も常々、選手に向けて平和だからこそ好きなサッカーができるんだよ、幸せを噛み締めてプレーして欲しいと言われています。

昨年の東京オリンピックでは53年ぶりのメダル獲得を懸けてメキシコと(8月6日に)対戦された時にもご自身の思いを熱く語られて非常に感動しました。またぜひ、広島のみならず世界にその思いを共有していただけるような、そういう活躍を期待しています。

 

-田嶋会長、知事と市長からのお話を聞かれてどうでしょうか。

 

田嶋会長 はい、ありがとうございます!まずほんとに(32階のフロアの窓から見下ろす)このスタジアムの建築状況を見て、もうこれがお二人の何よりの激励なんだなと思っております。こういうスタジアムに相応しい代表チームをしっかりと作っていきたいですし、実際にサンフレッチェ広島は今Jリーグ上位で優勝のチャンスがあり、そしてルヴァンカップ、天皇杯も合わせてこの3つ、三冠王を競っているのは広島だけです。

私の現役のころはほんと、広島、静岡、埼玉じゃなければ勝てないという時代でした。そういう意味でもここにおられる古田会長を始め多くの代表選手、指導者を輩出してきたこの広島県です。また、スポーツ、サッカーで盛り上がっていただければと思っています。

そしてカタールについては、私が期待に応えてどうこうよりも、森保監督を最大限サポートして最高のパフォーマンスを出せるようにしたいと思っています。

湯崎知事が今おっしゃってくださいました。どうせ当たるのだから(勝たないと)ベスト8にも行けない訳ですし、我々も”2005年宣言”※でワールドカップで優勝したいと言っている以上、優勝経験のあるドイツ、スペインと同じ組で公式戦を戦える、こんなラッキーはないと我々そういう気持ちでおります。

私自身はそのふたつについては間違いなくいい試合をしてくれると思っています。でも、みなさんなんか楽観視していますが、コスタリカ戦だけが一番怖いなと思っているぐらいです。

そこはもう気持ちを引き締めて、森保監督であればしっかりやってくれると思っています。

またこの3年間はコロナで健康でなければスポーツも何もできないということを我々は知ることとなりました。そしてウクライナの様々な問題が始まり、平和でなければスポーツができないと私たちは気付いたと思っています。

改めて健康であること、平和であることの尊さをスポーツに関わる私たちの側から世界に発信していかなければいけない。唯一の被爆国である日本、この広島そして長崎出身の森保監督ならでは、ということでほんと常々彼は平和を伝えています。そのことを忘れず我々も日本の代表そして世界に平和と健康について伝えていかなければいけないと考えます。

(カタール大会に関しては)勝ちますというようなことを言うつもりはありませんが、今回ほど監督も選手も怯まず勝ちに行こうというような気持ちを盛り上げているのは、過去6回の大会で私はチームのそばにいましたがこういうことはありませんでした。

 

もちろんスポーツです、ドイツです、コスタリカです、スペインです、勝ちます、負けますは分かりません。でも勝ちに行こうということをみんなが思っている、こういうチームになったということは嬉しいし誇らしく思います。この項つづく
(広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

 

※2005年宣言…日本サッカー協会ではJFA2005年宣言の中で「JFAの約束2050」という長期目標を謳っている。長期目標は2つ。「サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1,000万人になる」と「FIFAワールドカップを日本で開催し、日本代表チームはその大会で優勝チームになる」

 

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