広島市中区のホテルで仁川アジア競技大会 を前に公式会見に臨んださくらジャパン
女子ホッケー、コカ・コーラウエストレッドスパークスの7人の”女侍”が、女子ホッケー日本代表メンバーとして韓国に乗り込みました。
今月19日から韓国・仁川(インチョン)広域市(日本と時差なし)で開催される、第17回アジア競技大会。広島からもアジア制覇を狙う選手が様々な競技に出場する中、女子ホッケーのさくらジャパンは、監督、選手それにスタッフも含めて広島勢が中心となって、初のアジア大会制覇と2016年のリオデジャネイロ五輪切符を目指します。
国内女子ホッケー界の2強と言えば、ソニーHCブラビアレディースとコカ・コーラウエストレッドスパークス。
日本代表選手の登録16名で、ソニーから5選手、そしてコカ・コーラウエストからは吉川由華、小野真由美、大田昭子、新井麻月、西村綾加、笠原佳乃、それにロンドン五輪の経験もありこの冬の右足首の手術から完治した三橋亜記の7選手が代表に名を連ねています。
三橋は「誇りとともに責任も感じる」と語り、小野は「この7人が一番、柳監督の戦術を理解している」とコカWRS効果を結果へ結びつける決意です。西村は7人での協力を誓っていました。
そしてさくらジャパンを率いるものコカ・コーラウエスト監督の柳承辰(ユ スンジン)さん。コーチの桐井志乃さん、マネージャーで前田夏希さんもそのまま日本代表スタッフとして柳承辰監督をアシストします。
地元の力添えもあり、さくらジャパンは8月24日から9月11日まで広島で合宿を敢行。強豪国オーストラリアとの練習試合や壮行試合を重ねながら、広島で記者会見、壮行式、必勝祈願を行ってきました。
さくらジャパンの挑戦は、まさに広島からアジアの頂点へ、そしてその先の世界舞台へと続いているのです。
今回のアジア大会優勝国には、2016年のリオデジャネイロ五輪の出場権が与えられます。たった1枚の世界切符を巡って、国際ランク上位の日本と開催国・韓国、それに中国やインドが火花を散らすことが予想されています。ホッケーの日本女子はこの大会で銀メダルはあるものの、優勝となれば初の快挙となります。
悲願のアジア制覇へ、国際ホッケー連盟の公認コーチ資格(アジアでは10人弱の超難関)も持つ柳監督が落とし込んだ戦術のキーワードは「トライアングル」。個人技に優れる韓国・中国・インドに対抗するために、フィールド上では常に攻守両面での「三角形の構築」を目指します。守りでは3人目で奪って、攻めでも3人目の動きを活かす。常に相手より数的有利な状況を作り出す、というシステムです。
さらに豊富な運動量と縦へのスピードを活かした攻撃展開。これこそがコカ・コーラウエストレッドスパークスが基本とする戦術で、ここに個々の技術の高いソニーの選手の長所がミックスされることになります。中でも日本代表の主将も務める中川未由希の視野の広さとパスセンスの良さはさくらジャパンの大きな武器になることでしょう。
柳監督も「アジアを制覇しないと五輪のメダルが見えない」と高く目標を掲げて初のアジア大会優勝へ並々ならぬ意欲を見せています。
さくらジャパンは4大会連続の五輪切符をアジア最速でつかみとることができるのか?大会は中国・インド・マレーシア・タイのグループAと、日本・韓国・カザフスタン・中国香港のグループBで1回戦総当りのリーグ戦を行った後、その順位に基づいた順位決定戦を実施。各グループの1位と2位が準決勝へ進み、その勝者が10月1日の決勝に臨みます。
第17回アジア競技大会 女子ホッケー
グループステージ
9月22日 日本VS香港
9月24日 日本VS韓国
9月26日 日本VSカザフスタン
決勝トーナメント
9月29日 準決勝
10月1日 決勝
なお、試合形式は9月からの国際連盟ルール変更で15分+2分休憩+15分、10分のハーフタイムの後に、15分+2分休憩+15分のクウォーター制になります。
文責・竹島史雄