画像は3月にマツダスタジアムであったカープレジェンドゲームの黒田博樹さん
広島の新井貴浩監督がドラフト会議から一夜明けの10月21日、東京から北海道に飛び、苫小牧市の苫小牧中央高を訪ねた。ドラフト1位指名した斉藤優汰投手への指名あいさつで笑顔の記念撮影。ともに身長189センチ。横幅は違えども、迫力満点のツーショット!将来性豊かな右腕は成績も優秀で身体的にも精神的にも通常の18歳を超越しているようだ。
あいさつのやり取りの中で新井監督は「黒田さんのようなエースになって欲しい」という言葉を斉藤投手に投げかけた。
「黒田さんのように…」
近々発表される新井カープのコーチ陣容の中にはやはり黒田博樹氏の名前はない。新井監督にとっての「黒田さん」との関係は監督就任前と後でも変わっていない。
それでは大事な一軍ピッチングコーチは誰?例えば今季、一軍から二軍に回っていた永川勝浩コーチの人望は厚い。
ところで「黒田さん」は最近、頻繁に広島に“出没”するようだ。「街で見かけた」という人もいる。あるゴルフ場ではものすごい飛距離のドライバーショットが隣のコースに飛び込んだ。「すいません…」と遠くから丁寧に頭を下げる大きな影。「あれ黒田じゃない?」そんな話も聞こえてくる。
もしかしたら黒田氏はこれまで以上にカープのことを気にしてくれるかもしれない。赤いユニホームに袖を通さずとも、その思いは新井監督にとっての心の支えになる。やがて斉藤投手も「男気」黒田博樹のスケールの大きさ、剛腕の凄みを知ることになる。
斉藤投手がマツダスタジアムのマウンドに立つのはいつの日か?一軍デビュー戦、解説は黒田博樹さん、ならどんな話が聞けるだろうか…(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班)
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