画像は国立を埋めるサンフレッチェ広島サポーター
JリーグYBCルヴァンカップの決勝が10月22日、東京・国立競技場であり、サンフレッチェ広島が2-1でセレッソ大阪を押し切り優勝した。
サンフレッチェ広島は3度目の決勝進出で悲願の初優勝。セレッソ大阪は昨年に続く準優勝。
サンフレッチェ広島は後半アディショナルタイムにFWソティリウのPKで同点に追いつき、続いてCKからソティリウが勝ち越しゴールを決めた。
10月16日の天皇杯決勝ではJ2ヴァンフォーレ甲府にPK戦の末に敗れて6度目の挑戦も実らなかった。そこから中5日で再び決勝というタフ過ぎる状況下で、ミヒャエル・スキッベ監督の下、悲願の“頂点”に立った。
Jリーグ、野々村芳和チェアマンのコメント
サンフレッチェ広島の皆さま、2022JリーグYBCルヴァンカップ優勝おめでとうございます。リーグカップ戦3回目の決勝の舞台で、先週の天皇杯の雪辱も晴らし、聖地国立の地でルヴァンカップ悲願の初優勝に輝きました。
リーグ戦でも上位につけ、シーズンを通して非常に成熟してきたクラブ同士の対決は、タイトルへかける想いが表れた、記念すべき30回目の大会に相応しい激闘となりました。
まさに、こんな試合があるんだなと。先制したセレッソ大阪からすれば、退場者を出した後も上手く試合を運んでいたと思いますが、本当に怖い試合。広島からすれば、あきらめなければ最後まで何が起こるかわからない。色々なことを教えてくれた試合でした。両チームのサポーター、それ以外の方々にも何か心に刺さるものを見せてくれたゲームだったと思います。
本日は39,608人と多くのお客様にご来場いただきました。両チーム選手が魅せてくれたプレーはもちろんのこと、サポーターの皆さまの「声」と「熱量」が今日の試合を形作り、劇的な結末も含めた素晴らしい「作品」となったと言えるでしょう。あらためて、サポーターの皆さまの熱量の大切さを感じさせてくれました。
また、本日の試合では、環境省との連携協定締結1周年記念イベントにて宣言した「世界一、クリーンなリーグ」を目指すべく、社会連携活動(「シャレン!」)の一環として、フードドライブ、小型家電回収、衣類回収に取り組むサステナブルステーションや、スタジアムのCO2排出量測定にも取り組んでいます。皆さまを通じてこうした輪が少しずつ広がっていくことを期待しています。
これで現存するオリジナル10の全てのクラブがリーグカップ戦のタイトルを獲得したことになります。
1992年の第1回大会より、長きにわたり特別協賛いただいているヤマザキビスケット株式会社をはじめ、関係者の皆さま、そしてファン・サポーターの皆さまへあらためて感謝申し上げるとともに、今後も引き続き歴史を重ねてより良い大会にしていきたいと思います。