画像は2022年2月、日南キャンプで松本竜也(左)とともに笑顔の黒原拓未
広島の秋季練習が10月4日、リ・スタートした。宮崎県内で10月末まであったフェニックスリーグ組も参加して大所帯での全体練習になり、最初に投手・野手がいっしょにランニングした。
その顔ぶれを見て、ファンならすぐに気付くだろう。
2014年ドラフト1位の野間峻祥と16年の矢崎(当時は加藤、また戻すという話もあるが…)拓也、2020年の栗林良吏はいるが…
2015年ドラフト1位の岡田明丈、17年の中村奨成、18年の小園海斗、19年の森下暢仁、21年の黒原拓未がいない。(小園海斗は午後からグラウンドに姿を見せたが左ひとさし指手術で別メニュー)
不参加の5人は8日から始まる日南秋季キャンプにも行かない。
森下暢仁も10月末に右肘手術を受けており、リハビリ期間中。三冠王の村上宗隆にプロ1号を献上したことで知られる岡田明丈は翌19年一軍でわずか3試合に投げただけ、さらに20、21年一軍登板なしでオフに右肩手術のあと今季は二軍戦でも投げていない。
“栄光の左腕”大野豊氏の24番を背負った黒原拓未は今季、大いに注目されたが5月4日、マツダスタジアムであった巨人戦で吉川尚輝の左肩に直球をぶつけて、SNSで誹謗中傷される騒動となった。これが尾を引き、5月5日の出場登録抹消以降、一度も公式戦で投げないままオフを迎えた。
マツダスタジアムのグラウンドにいるべき黒原拓未と岡田明丈はこの日、廿日市市の大野二軍合宿所で契約更改に臨みサインした。
一方、騒動と言えば中村奨成。未だに球団側は何のペナルティも対応措置も発表していない。
新井貴浩監督がドラフト6位指名だったことは広く知られているが、来季、打線の軸となる西川龍馬はドラフト5位、来季内野手としての出番がさらに増えそうな矢野雅哉はドラフト6位。そして2シーズン続けて首位打者争いを演じた坂倉将吾でもドラフト3位。今回のドラフトで指名された面々、その1年後、3年後、5年後はどうか?