画像は「野球は楽しい!」と二軍の東光寺球場で笑う曾澤翼
広島の宮崎・日南キャンプは2月13日、第3クール3日目を迎えた。前日に続く天福球場での紅白戦が予定されていたが雨天のため14日に延期となった。
12日の紅白戦初戦でマスクをかぶったのは坂倉将吾、石原貴規、それに二軍の東光寺球場から呼ばれた持丸泰輝の3人。主力組捕手には磯村嘉孝もいたが左ふくらはぎを傷めて広島に戻った。
おそらく肉離れだろう。この部位の場合はいくら早くても2、3週間は動けない。開幕アウト、だ。
メディアは「坂倉は捕手一本」を繰り返し報じているが、本当にそうか?実際、キャンプに入ってから坂倉は守る方では悪戦苦闘している(打つ方は極めて順調)。
藤井彰人ヘッドコーチや石原慶幸バッテリーコーチの指導の下、坂倉がどこまで安定した守りを自分のモノにすることができるか?
一方、コロナ感染で出遅れた曾澤翼はこの日、東光寺球場で豪快なロングティーを披露。外野フェンス沿いの裏方さんたちが際どいプレーでナイスキャッチを連発すると「マジ、おもしろい!野球は楽しくやらないと…」と言いながら柵越えでまた笑顔になった。
日本プロ野球選手会の会長も務める曾澤にはさらに大きな”肩書”がある。
それは新井貴浩監督、黒田博樹アドバイザー直結の”チームの要”という役どころ。要するに仮に現役を引退したあとも、やはり新井-黒田のようにカープを背負っていく存在だということ。
佐々岡カープ最終年の昨季は曾澤が79試合、磯村が31試合、坂倉が18試合にスタメンマスクをかぶった。
曾澤が「坂倉は捕手一本」と聞いて”ハイそうですか”とあっさり引き下がるとは思えない。
どこかのタイミングで坂倉がまたサードやファーストを守るのでは?と気が気ではない?が果たして…(ひろスポ!キャンプ取材班&田辺一球)
ロングティ―の曾澤のスイング