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2023年10月29日
編集部

秋季中国高校野球で3連覇目指す広陵は準決勝進出、広島新庄は九回サヨナラ弾浴びる、広島南部地区高校野球1年生大会トーナメントでは迫田穆成の竹原が海田との決勝でコールド勝ち

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画像は高等学校野球連盟旗

 

 

高校野球の秋季中国地区大会が10月27日、岡山県倉敷市の倉敷マスカットスタジアムと倉敷市市営球場で始まった。決勝は11月5日、倉敷マスカットスタジアムである。

 

 

参加校は16。岡山県は4校、残る中国4県は3校ずつ。広島代表は大会史上初の3連覇を目指す広陵(県1位)、広島新庄(同2位)、尾道(同3位)。

 

 

来春のセンバツから一般先行枠が変更される。これまでは中国・四国枠で5校だったが、中国のみの2校となる。このため、春の甲子園切符は今大会で決勝に進むことが大きな意味を持つ。

 

 

試合結果

27日1回戦
尾道3-1浜田(島根1位)
尾道は11安打。四回に2点を先制して主導権を握った。先発田原永遠(2年)は1失点完投。田原永遠とバッテリーを組む主将の富島海翔(2年)は三番を打ち3打数3安打1打点

 

創志学園(岡山1位)8-1米子北(鳥取3位)
(七回コールド)
創志学園の中野光琉(2年)は米子北打線を2安打完封。打線は12安打。

 

 

 

28日1回戦
広陵6-3岡山学芸館(岡山3位)
1対0リードの広陵は四回、岡山学芸館先発の沖田幸大(2年)から適時打3本で加点するなどして5対1とリードを広げ試合の主導権を握った。広陵先発の高尾響(2年)は6回1失点。

高川学園(山口1位)4-1総社南(岡山4位)
高川学園の主戦葛西泰輝(2年)は9回完投135球1失点。

 

下関国際(山口3位)10-1鳥取城北(鳥取2位)
(七回コールド)
下関国際は初回に8点の猛攻。

 

米子松蔭(鳥取1位)4-2大社(島根3位)
米子松蔭の主戦、山本裕司(2年)は130球完投。11安打を許すも要所を締めた。無四球が光る。

 

広島新庄13-1矢上(島根2位)
(七回コールド)
矢上が初回に先制。追いかける広島新庄は打線が強力。五回に4点、六回に5点、七回に4点で計16安打。

 

宇部鴻城(山口2位)7-3岡山城東(岡山2位)
初回に1点を先制した宇部鴻城が着々と加点して六回を終えて7対1とリード。終盤の岡山城東の反撃をかわした。

 

 

 

29日準々決勝
下関国際 000 000 000・0
広  陵 110 100 10X ・4

下関国際は1年生の伊東尊生を広陵打線にぶつけたが、序盤に失点してリズムに乗り損ねた。広陵は1回戦に続いて先発した高尾響が9回113球3安打完封。打っても四回にソロホームランと自らピッチングを後押しした。

 

 

広島新庄 000000000 ・0
創志学園 000000001x・1

甲子園の空気、重圧をよく知る両校が息詰まる投手戦を演じた。広島新庄はシングル5本。創志学園は八回まで6安打のあと九回、一死から七番奥本誠治(2年)が初球を打って左越えサヨラナホームラン…。広島新庄のエース、石津慶大(2年)が投じた114球目が決着弾となった。

 

 

尾  道 000 013 000・4
宇部鴻城 220 001 00X・5

6年ぶりの4強を狙った尾道は頼みの先発田原永遠が二回までに4点を失い後手に回ったのが痛かった。六回には“粘投”する田原永遠のタイムリーなどで3点を奪って一度は追いついたが、その裏、宇部鴻城の六番上田一輝(2年)にソロを許してこれが決勝点になった。

 

 

高川学園 001 000 400・5
米子松蔭 100 001 002・4

米子松蔭は3点を追いかける九回、2点を返してなお二死満塁としたがあと1本が出なかった。

 

 

準決勝2試合は11月4日、倉敷マスカットスタジアムで行われる。第1試合は午前11時から創志学園-高川学園、第2試合は午後1時半から宇部鴻城-広陵。

 

 

秋季中国高校野球と並行して行われた広島南部地区高校野球1年生大会トーナメント(参加21校)では10月28日に広島市安芸区の国際学院大学グラウンドで決勝が行われて竹原が優勝した。

 

 

竹原の戦績
2回戦
竹原10―1呉宮原

準々決勝勝
竹原8-1呉商業

準決勝
竹原5-0西条農

決勝
竹原9-2海田(七回コールド)

 

竹原が優勝…?おそらくほんの数年前までなら、なかなか難しい話だったはずだ。しかし2019年夏の広島大会のあと就任した迫田穆成監督の指導により、部員集めから新なスタートを切った竹原は着実に力を蓄えつつある。

 

「今大会は呉港さん、市立呉さんが参加されておられないので、優勝と言っても…、ただ4試合で失点は1、1、0、2ですからそこは選手がよくやってくれたと思います」(迫田穆成監督)

 

2020年夏、コロナ禍による独自大会では観音と対戦して0対8五回コールド負け、21年も初戦で観音と当たって九回に逆転され5対6惜敗、22年は初戦で千代田に15対1五回コールド勝ちして勢いに乗り8強手前の4回戦まで進んだ。今夏も初戦は祇園北に13対6で勝利して、2回戦では迫田穆成監督の下で夏7度、春1度甲子園の土を踏んだ如水館に挑み1対8で敗れた。

 

その後、迫田穆成監督は「上級生が下級生を教えて強くなれるチーム」こそが甲子園への道であるとの考えを基本に据え、1年時からの「野球への向き合い方、取り組み方」を大切にした指導が続いている。

 

なお、今回の1年生大会トーナメントで迫田穆成監督は体調不良でベンチに入らず天野耕平副部長が指揮を執った。

 

秋季中国高校野球で頂点を目指す県内強豪校と竹原ががっぷり四つに組む日はやがて来るのではないだろうか…(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

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