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2024年03月12日
編集部

カープダイアリー第8551話「北の大地で暴投3連発…新井流×雪に耐えて梅花麗し」(2024年3月12日)

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新井貴浩
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画像は現役時代の新井監督、今とあんまり変わらないような…

 

連載中の<田辺一球|note>より、アクセス数の多い<カープダイアリー第8551話「北の大地で暴投3連発…新井流×雪に耐えて梅花麗し」(2024年3月12日)>記事を引用する。

 

 

カープダイアリー第8551話「北の大地で暴投3連発…新井流×雪に耐えて梅花麗し」

 

4年目25歳の森浦と、5年目22歳の持丸。バッテリーとして、プロの世界で高校生でもやらないようなプレーをエスコンフィールド北海道で連発したのはいったいどういう訳なのか?新井監督も、北の大地も、スタンドのファンも、温かく、優しい存在のはずだか、ただしそれには条件が伴う。プロとしてやるべきことをやった場合限定。それができないなら、この世界から消えることになる。

先発は九里、スタメンマスクは坂倉。昨季、幾度となく修羅場を潜り抜けてきたコンビの、デザインされた打者ごと、イニングごとの流れの作り方は素晴らしく、また習得中のスプリットチェンジなど“落ちる系”の高さ・コースも素晴らしく、7回1/3で96球、6安打4三振1四球2失点の自責1。

10年の実績×初の開幕投手=成熟期。キャンプからふたりでやってきたことが、存分に発揮された内容になった。

打線もバッテリーに呼応するように活発化。三番・小園は六回で4打数4安打、坂倉も自分のため、九里のため三回までで2の2。エスコンフィールド北海道に駆け付けたカープファンが沸く場面の方が圧倒的に多く、DAZN解説の鶴岡慎也さんも、思わず赤い風景に引っ張られるコメントになっていた。

 

 

迎えた九回、日本ハムのマウンドには5番手の田中正。先頭の久保修がここでもまたしぶとく爪痕を残す中前打を放ち、中村健人倒れてワンアウト。そして場内コールでまたスタンドが沸いて代打持丸の出番になった。

“帰省先”のみんなに、いいところを見てもらうにはまたとない場面…新井流とはそういうものだ。

だが結果は一ゴロ併殺打。そのままマスクをかぶって、あとはきれいに試合を締めてチームメートとベンチ前でタッチして…

新井監督と藤井ヘッドと石原慶幸バッテリーコーチのパイプは特に太い。持丸にはその3人がついてくれている。その思いを本人が自覚していたなら、ゲーム展開はぜんぜん違ったものになったはずだ。

 

 

森浦が九回1イニングに投じた球数は28。初球ストライクのあと、2球目では怪しげなキャッチングになった。そのあともボール球3つで先頭を歩かせた。

代打伏見を1球で打ち取り、打席に迎えたのはドラフト3位ルーキーの進藤勇也。ここまでオープン戦9の0での代打だから相手はコチコチ、しかしこっちもなぜかガチガチ…

森浦の初球は大きく抜けてワイルドピッチとなり一死二塁。2球目で空振りを取ったあとの3球目を投げる前に一度セットを解いたと思ったら、仕切り直しの投球がまたワイルドピッチになった。

ただし、ミットのすぐ前でバウンドしたからパスボールと判定されてもおかしくないようなミス。加えて後逸した球をバックネット裏まで取りに行く57番も緩慢に見えた。ベンチの新井監督は、この時頷きながら何を思ったか…

話はここからさらに悪い方へと進んでいく。

 

 

フルカウントになって6球目。打球はセカンド矢野が懸命に跳びつく先に落ちて1点差となりまた一死一塁。打席には三回に九里の球をジャストミートして左越えに運んだ一番・水野を迎えることとなった。

ストライク、ファウル、ファウル、ボールで追い込むと、5球目を投げる前に代走・五十畑に対して3連続の牽制球。誘い出しに成功したにも関わらず、ファースト林から二塁ベースカバーの矢野(いずれも途中出場)への送球がなぜかセンター方向へと弾かれた。

すでにこの時、北の大地の勝利の女神には自分たちの方から逃げられていたのだろう。コロコロと転がる白球を追いかけるショート小園とセンター久保修も交錯して一死三塁、一打同点の大ピンチへと場面転換すると、同点二塁打という落ちがやっぱりついてきた。野球は流れのスポーツなのだから。

ツーアウトになって打席に加藤。で、また持丸がボールを見失うというミスを犯してワイルドピッチ3発目。「ちょっとホロ苦凱旋になりましたね」(中継ブースの鶴岡慎也さん)。そんな”お遊戯タイム”は、空振り三振で何とか終演となった。

 

 

大炎上したり、一人相撲やとんでもないプレーをやらかしたり…は確かにある。黒田球団アドバイザーや新井監督だって、そんな道を歩んできた。ただし、早く正しい道へと自らを導いたふたりは大卒通算3000イニングや2000本安打の金字塔を打ち立て、今は後進の育成に情熱を注ぐ。

森浦と持丸は延々20分間の経験を肥やしすることができるのか?

「雪に耐えて梅花麗し」

広島市内は日中、急に温かくなり、もう春は間近になっている。

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