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2024年03月19日
編集部

カープダイアリー第8557話「途中出場の田中広輔や代打・松山から学ぶこと」(2024年3月17日)

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松山
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画像は松山竜平

 

連載中の<田辺一球|note>より、アクセス数の多い<カープダイアリー第8557話「途中出場の田中広輔や代打・松山から学ぶこと」(2024年3月17日)>記事を引用する。

 

カープダイアリー第8557話「途中出場の田中広輔や代打・松山から学ぶこと」(2024年3月17日)

 

午後1時、プレーボールの時点では小雨がぱらつく程度だったが、途中から本降りになった。五回表が始まる前に一度、マウンドに砂が撒かれた。初回の一死満塁を乗り切りゼロを並べていたアドゥワは、足元が気になる中、その直後に1点を先制された。

「最後、失点してしまったんですけど、粘り強くはできたかと思います。(初回は)狙い過ぎて、制球を乱したんですけど、あそこを何とかゼロで切り抜けたことで、修正ができたかなと思います」(アドゥワ)

続いて六回に出番となった二番手の河野も失点して0対2。開幕一軍枠を争う面々にとって、マツダスタジアムでの“本番”さながらのDeNA戦は、どうしても結果が欲しくなる。

その裏、打線はDeNA二番手の森原に襲い掛かった。

菊池、小園の二番、三番が連打して無死一、三塁として、打席には六回の守備から入った田中広輔。その初球、ストレートをライト前に弾き返して1点差に詰め寄り、なお無死一、二塁で秋山が四球を選んで満塁…

ここで新井監督はすかさず「代打松山」を告げた。

結果はライトへの同点犠飛。浅めではあったが、代走の二俣は悠々とホームに還ってきた。

松山は日南キャンプ期間中、「よく頑張ってお風呂に入って」いたことで新井監督からМVPに指名された。昨季も「放牧」されたあと、途中から主力組に合流するパターンで、驚異の代打成績を叩き出した。

スポーツ紙などによると、ホームラン0本に終わったことを反省して、より飛距離の出る打ち方にもトライしている、というが、しかし、それは完全なるオプションに過ぎない。“本線”はあくまで、走者をどんな手を使っても進める、ホームに返す打撃スタイルだ。

この打席、ストライク、ボール、ファウルと3球で追い込まれた松山は、しかしインローでボールゾーンに落ちる4球目のフォークを、ゆるーく拾ってライトまで持って行った。ぜんぜん力んでいない。17年目のベテランの背中を見て育つ、田村俊介もまたひとつ師匠から学んだに違いない。

試合はけっきょく6回降雨コールドとなり、2対2で引き分けた。

この日のスタメン
ライト野間
セカンド菊池
ショート小園
サードマット・レイノルズ
レフト秋山
DHジェイク・シャイナー
ファースト堂林
キャッチャー曾澤
センター上本

試合前のフリー打撃で松山と田中広輔がペアを組んだ。レフト方向への打球で感触を確認したあと、徐々にセンター方向へと打ち返すのが松山流。ただし、大きな弧を描くような当たりはほとんどない。チェックポイントは他のところにあるから、飛距離を重視して打っていないことが分かる。

田中広輔の方は、よく伸びる打球を連発して、後半はライトスタンドに何度も打ち込んだ。キャンプからずっと高いレベルの打撃を維持しているから、森原の初球、インローの真っ直ぐを、やはり力むことなく素直に打ち返すことができるのである。

フリー打撃を見た限りでは、小園、秋山もいい打球を飛ばしていた。開幕3連戦を見据えた今回の2連戦では初戦の相手先発・森に対しても、この日の新外国人左腕・ケイに対しても「三番・小園」と「五番・秋山」は固定されていた。

一、二、四番がなかなか決まらない現状にあって、ふたりはほぼ決定か?ただし「一番秋山」のスペシャルカードも新井監督の手札の中には用意されている。

※この記事内での選手名表記は独自のものになっています。

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