エディオンピースウイング広島、最悪死傷者を出したかもしれない70キロステンレス製15メートル吊りバトン（棒）落下事故、ひろスポ！はいやな予感がしていた…

画像は５月６日、J１リーグ戦、サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスの試合の最中にひろスポ！取材班が撮影したチーム旗などとそれを吊るす70キロバトン、この撮影の５日後にバントは落下した

広島の夢と感動を市民・県民・こどもたち・サポーターに届ける”スポーツ×平和”の新たな舞台装置、エディオンピースウイング広島で大変な事故が発生した。ケガ人はゼロ。きっと戦前戦後を通じて国内外で輝かしい業績を重ねてきた「スポーツ王国広島」の神のご加護があったのだろう。

ひろスポ！取材はこの記事冒頭の静止画像を５月６日、J１リーグ戦、サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスの試合の最中に撮影した。吊りバトンを屋根裏から固定する４カ所の装置もはっきり確認できる。

なぜ、撮影したか？嫌な予感がしたから、だ。我々は常にあらゆるケースを想定して取材をしている。広島の明るい未来のために、だ。（ひろスポ！が確認した限りでは、テレビ・新聞他メディアが６日のJリーグ戦からバーなどを撮影した静止画、動画はない、中には”旗無し”の画像を使ったニュースもある）

おそらく、この写真は現在、広島市職員やスタジアム設計・施工の中心を担った大成建設関係らにとっても参考資料となるはずだ。

大成建設JV（ジョイントベンチャー）による、新サッカースタジアム＝30年来の夢の実現は見事なものだった。そのデザインしかり、限られた工期の中での遂行力しかり、スタジアムに決定的なインパクトをもたらす「ピースウイング」への愛着とその出来栄えしかり…

ひろスポ！はそれらの努力を否定することはいっさいしない。ずっと建設現場に通い”多国籍軍”で昼夜を問わず建設に携わってきたみなさんの努力を目の当りにしてきたからだ。

サンフレッチェ広島は事故発生から２日後の13日に以下のリリースを各メディアに送った。

広島サッカースタジアムでのフラッグ用吊りバトンの落下調査報告

および今後の試合運営について

5月11日（土）に広島サッカースタジアム（エディオンピースウイング広島）で行われた2023-24 WEリーグ第20節大宮アルディージャVENTUS戦で、フラッグを掲出するバトンが落下した事故が発生しました。

皆様には多大なご心配をおかけし大変申し訳ございません。お詫び申し上げます。

弊社及び広島市担当者立ち合いの下、施工業者による事故の原因調査及び安全調査を受けて、経過の報告及び今後の試合運営に関してご報告いたします。

【事故の概要】

発生日時：2024年5月11日（土）15時7分頃

2023-24 WEリーグ第20節大宮アルディージャVENTUS戦後半戦プレー中

事故状況：フラッグを掲出していた吊りバトンが1階東側スタンド（バックスタンド）の上に落下。観客席のシートに一部擦れた傷がついた。（シートの破損はなし）※当日当該スタンドに観戦者の入場はなく、負傷者の発生はございませんでした。

【事故発生後の対応状況】

5月11日（土）：本件事故発生について弊社担当者及び広島市担当者で現場検証。　　　　　　　　　事故発生のプレスリリースを実施。

5月12日（日）：弊社担当者及び広島市担当者立ち合いの下、施工業者が原因調査及び安全点検を実施。

5月13日（月）午前：観客席上に設置している設備機器（照明など）の安全点検を実施。

【安全点検の結果】

吊りバトンの落下原因は施工業者、広島市とともに現在も調査中であり、原因が判明し次第、改めてリリースをいたします。尚、フラッグを掲出する吊りバトンを設置していた天井裏の点検などを行い、安全を確認しました。

【今後の試合運営について】

5月15日（水）に開催する明治安田J1リーグ第14節鹿島アントラーズ戦は5月12日（日）、13日（月）の点検で安全が確認できましたので、予定通り開催いたします。尚、フラッグについては、落下した吊りバトンを設置していた場所での掲揚を行いません。フラッグの掲揚場所については現在検討中となっております。

■問い合わせ
株式会社サンフレッチェ広島　指定管理部　 082-512-1025

この項つづく。
文責・ひろスポ！広島スポーツ１００年取材班＆田辺一球

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