画像は床田
6月21日 ●0-1中日(バンテリンドームナゴヤ)
広島 000 000 000・0
中日 001 000 000・1
広島通算62試合32勝26敗4分け(首位キープ、2位阪神と1・5差)
18時開始・2時間32分、27,988人
相手先発 〇高橋宏7回4安打無失点
広島本塁打 -
中日本塁打 カリステ6号ソロ
広島登録抹消 △上本(19日▼佐藤)
広島スタメン
一番センター秋山
二番ショート矢野
三番ライト野間
四番サード小園
五番レフト末包
六番キャッチャー坂倉
七番セカンド菊池
八番ファースト堂林
九番ピッチャー●床田(12試合7勝4敗)7回94球6安打1失点(自責1)
黒原
ここまで7勝3敗、防御率1・49の床田vs球団初の交流戦防御率0・00をマークした高橋宏。戦前の予想は”1点勝負”。明暗を待分けたのは三回、四回の攻防だった。
三回、先頭の一番カリステに投じた床田の2球目が甘く入った。アウトローを狙ったツーシームが高く浮き、カープファンで埋まるレフトスタンドに強烈なライナー性の打球を叩き込まれた。結局、この一発が決勝点になった。
これまで火曜日に投げてきた左腕は金曜日に持ち場を変更された。あとに大瀬良、玉村が続く、大事な”先鋒”役だ。
だから走者を背負っても七回までテンポよく投げ続けた。打線の援護を信じて…
だが、前回対戦(4月28日、バンテリンドームナゴヤ)で7回3安打無得点に封じられた高橋宏を今回も広島ベンチは攻略することはできなかった。
1点を追う四回、先頭の野間が右前打で出塁。四番に入った小園はファウルで粘りながら、なんとか繋ごうとした。しかし149キロの真っ直ぐを2度ファウルにして9球目、インローにきた球を見送り三振ゲッツー…
直前の2球でもスタートを切っていた野間の走塁はどうだったか?真っすぐを続けられ、フォークも警戒しながらラン&ヒットのサインで手を出さなかった小園の判断はどうだったか?
2度目の反撃機は七回で、野間、小園連打で無死一、二塁。末包の代打上本が送りバントを成功させて二、三塁としたのに、ここもで代打松山が遊ゴロ、菊池は空振り三振に倒れた。
真っすぐとフォーク、時折来るカーブやカット・スライダー系。2年前に散々打ちあぐんだ相手は天敵と化し、そして着実に成長しているようだ。この日の7回無失点で防御率は0・49まで良化し、被打率も・167。阪神も巨人もヤクルトもやはり打てていない。
日程的にはまた7月第1週に対戦する可能性がある。これで中日とは8試合を消化して5度の完封負けと1度の延長12回スコアレスドロー。
最下位の中日側から見れば、交流戦トータルでの成績も含めて、勝ち越せているのは広島戦だけ…だ。