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画像は東京ドーム

 

巨人－広島10回戦（6月28日、東京ドーム）

 

巨人・戸郷、広島・床田の両先発だからロースコア僅少ゲームは目に見えていた。

 

五回、広島は堂林の１号ソロで先制。「不用意な1球」を反省した戸郷は六、七回は無失点。

 

戸郷を援護したい巨人打線は先制されて即、反撃。防御率１・47の床田から吉川の右中間フェン直三塁打とヘルナンデスの内野安打で勝ち越した。

 

しかし今の広島は１点を巡る攻防では驚異的な粘りを発揮する。

 

九回、巨人4番手のバルドナードから先頭の小園がクリーンヒット！五番坂倉が送って、堂林の二ゴロで二死三塁として、この日２三振など３タコの田中が打席へ。その2球目がタイムリー暴投となって試合は振り出しに戻った。

 

迎えた延長十回、新井監督は栗林をマウンドに送った。だが、その瞬間、ひろスポ！は劇的なエンディングが予想できた。

 

 

２０１８年11月29日、３年連続4度目のベストナイン、6年連続6度目のゴールデングラブ賞、2年連続のＭＶＰで広島のリーグ3連覇の旗手となった丸がマツダスタジアムの暗い関係者駐車場で会見も開けずに囲み取材を受けた時の話だ。丸は番記者にこう言った。

 

「新井さん（新井監督はこの年で引退）から、移籍するのは寂しいけど、オレはまあお前の味方だからどこに行っても応援しているし頑張れと…」とそう伝えられたと…

 

一方の栗林は今季、4月25日の神宮球場で九回、サンタナにサヨラナ弾を打たれていた。

 

丸の対栗林通算成績はここまで13の０だった。こうした過去と、この日の丸のスイングを見れば、もはや避けようのない結末だったのである…

 

詳しくは、田辺一球｜noteより、試合中に更新した速報と、試合前にアップしたみどころの中に詳細が記してある。この記事内での選手名表記は独自のものになっている。

 

 

予告先発は広島が床田（７勝４敗）、巨人が戸郷（６勝４敗）

雨のマツダスタジアムに詰めかけた2万４０００人を越えるファンにとって、昨夜は劇的なエンディングになった。

九回、ヒットで出塁した上本は、末包の“代役”で一軍に緊急招集された立場。一昨日のお立ち台でもそれを自虐ネタに使っている。

上本は家庭に事情を抱えている（すでにメディアが暴露済）から心機一転の意味も強いだろう。人生は一度きり、自分の信じる道を進むのみ…

そこから二死二塁となり、石原貴規の13球四球、そして坂倉…そのふたりについて、今日付デイリースポーツで岡義朗さんが「互いの意地を感じた」と解説している。おっしゃるとおり！そしてこのチャンネルでも最近、よく取り上げるが石原貴規の打撃内容が“別人32号”となりつつある。坂倉も内心、やばし…と思っているだろう。

そして、そんな競い合う関係を醸成するのが新井－石原慶幸－朝山の三位一体の取組みにあるのは言うまでもない。

 

 

マツダスタジアムサヨナラ劇のあと横浜スタジアムでもDeNAがサヨナラ勝ちした。延長10回、宮崎の劇的弾…

負けた巨人は3位に０・５差の4位に転落した。巨人は交流戦明け、初戦のヤクルト戦に敗れた際に勝率5割で４月６日以来７６日ぶりにＢクラスに転落した。先発した戸郷が６回６安打３失点で、４敗目を喫した。戸郷で勝てなかったのは痛すぎる。今のチーム状況を象徴した１敗だった。

現時点で２位阪神から4位巨人まで１差で、要するにこの３者が新井カープへの挑戦権を巡り団子状態になっている。いずれも得失点差が接近（阪神＋11、DeNA－５、巨人＋９）しており＋45のカープが頭ひとつ抜けているのは当然の結果（失点156凄すぎ）なのである。

 

 

そんな背景を踏まえながら今夜の東京ドームは好ゲームが予想される。７勝、防御率１・47（第３位）の床田と、６勝、防御率２・03の戸郷…

ここまで12試合に投げてクオリティスタート成功率１００%の床田にはアレコレ注文するのも失礼な話だ。先週金曜日のバンテリンドームナゴヤでは７回94球６安打１失点で負け投手だったが、単に打線が高橋宏斗を打てなかっただけ、という解釈でいいだろう。失点はカリステのソロ。

おっと、その前の11日のベルーナドームでも八回、佐藤龍にソロを打たれているからそこは注意したい。

巨人打線は坂本二軍調整（…というか数々の事件を考えれば一軍の資格なしだろう）で孤軍奮闘気味の丸は要注意。直近２シーズンでも17の７と打ち込まれている。

 

 

打線は今季、戸郷と早くも4度目の対戦になる。

４月12日の東京ドームでは戸郷の５回８安打４失点。初回に堂林が２点タイムリー。三回の1点は菊池の適時内野安打、四回には坂倉が１号ソロ。一方で三振９つを記録した。
4月19日のマツダスタジアムでは７回４安打無失点に封じられた。野間と小園が２安打ずつ。なお、この2戦、投げ合ったのはいずれも九里だった。

前回５月17日は５回１０２球６安打。初回に小園タイムリー、四回に矢野二塁打から加点した。

おそらく戸郷は嫌なイメージを残して今夜のマウンドに上がるだろう。初回が狙い目。秋山しだい？右打者の対戦被打率・１３０の相手にどんな打線を組むかも注目したい。

広島スタメン
センター秋山
ライト野間
レフト上本
ショート小園
キャッチャー坂倉
ファースト堂林
サード田中広輔
セカンド菊池
ピッチャー床田

巨人スタメン
ライト丸
セカンド吉川
センターヘルナンデス
サード岡本和真
ファースト大越卓
キャッチャー岸田
レフト立岡
ショート門脇
ピッチャー戸郷

１回表
戸郷の立ち上がり…

秋山…１－１からフォークファウル、またフォークがスパイクに当たった、死球

野間…１－１からファウル、4球目遊ゴロベース寄りなので門脇トスして６・４・３併殺打、バントしない二番だからこういうこともあります

上本…真っすぐ３つきたストライク、空振り、ファウル、4球目のスライダーは変な曲がりでボール、5球目外ワンバンハーフスイング三振、戸郷決していい立ち上がりではない…

１回ウラ
いきなり一番注意すべき相手丸…２－１まで振ってこない、4球目アウトローのカットボールヘッドぶつける打撃、ショート頭上越えてヒット

吉川…初球いい感じのバント決めてきた、一死二塁

ヘルナンデス…初球中飛で二死三塁

昨夜2ラン、打点リーグトップの岡本和真…ボール、ファウル、ボール２つ、高目145キロ詰まらせて左飛、床田の勝ち！

2回表
小園…２－１まで見て4球目丸がフェンス前でキャッチ、右飛、いい感じの音がした

坂倉…１－１から軽打中飛、戸郷は球が高い今チャンス！

堂林…4球目決めにきた148キロファウルこれも高い、外ボールで２－２からワンバン見てフルカウント、真っすぐ右打ちファウル、アウトロー真っ直ぐいい感じで振って中飛、みんな軽々外野に飛ばしてます

２回ウラ
大越卓…6球目三ゴロ当てただけ

岸田…２－１まで振ってこない、4球目アウトハイに甘く入ってライト線ぎりぎり二塁打

立岡…5球目外に滑る球で空振り三振！

門脇…３ボールになった、床田ちょっと制球バラつく、勝負せず四球

二死一、二塁で戸郷…4球目空振り三振、床田この回24球

3回表
田中広輔…３球目フォーク空振り三振、あっさりやられた

菊池…2球目浅い右飛

床田…真っすぐファウル、2球目フォークを森下打法でゴロ中前打、このふたりの打撃争いどんどんレベル上がっていく…

秋山…7球目フォークにバット止まって２－２からアウトロー左飛

３回ウラ
丸…ストライクとファウルで２ナッシング、外ボール、4球目ピッチャー返しがセンターに抜けてヒット、これも軽打

吉川…１、2球ファウル、初回は初球バントだった、アウトハイボール、丸走って左飛、一死一塁

ヘルナンデス…フルカウントから右中間フェン直二塁打、一死二、三塁

岡本和真…初球ファウル、2球目ショートとレフトの間に落ちそうだったけど、小園背走キャッチ、ヘルナンデス二塁に戻る途中で返球された田中広輔と接触タッチアウト！
G０－０C

４回表
予想に違わぬ投手戦だが、2回り目どうか？

野間…7球目真っすぐ外ボールでナイス四球

上本…初球ナイスバント、何でもきっちりこなします、一死二塁

小園ここまで今季トータル戸郷に10の６…5球目ベースより外のフォークハーフスイング三振

坂倉…カーブはボール、カーブ空振り、3球目真っすぐで、またいい音がした、丸フェンス前でキャッチ
G０－０C

４回ウラ
大城卓…4球目外真っすぐ見逃し三振、大城卓反応できない

岸田…１－１から遊ゴロ

立岡…１ストライクからうまくレフトに打たれたが、上本が突っ込んできてキャッチ、ナイスプレー
G０－０C

５回表
堂林…外スラボール、真っすぐ外ストライク、スライダーストライク、フォークがボールになって２－２まで見てから5球目内角145キロを軸回転でさばいて、打球いい角度でレフトポール際…そのままカープファンのスタンドイン、1号先制ソロ、このところ右方向の意識際立ち、だからこそ内角球をさばくことができた
G０－１C

田中広輔…また簡単に空振り三振

菊池…振らないまま３－１から四球、戸郷は菊池の一発警戒し過ぎ

床田…送りバント成功、二死二塁

秋山…初球いい当たり中飛

５回ウラ
門脇…カットボール空振り、真っすぐボール、3球目カットボール二遊間へのツーバン小園うまくファーストに投げたがショーバンを堂林捕れず内野安打、これはアウトにしたかった

戸郷…１、２球バントファウル、３バントで一死二塁

２の２、やっぱり床田に合う丸…初球カットボール、センターウォーニングゾーンで秋山キャッチ、門脇サードへ

吉川…外141キロボール、外いっぱいのスライダーストライク、アウトハイ真っすぐボール、ツーシーム高目に浮いて３－１、5球目カットボール右中間へ、野間も秋山も追うが、野間届かずフェン直同点三塁打、打球がよく伸びた
G１－１C

ヘルナンデス…１－２から三遊間ゴロ、小園スライディングから逆シングルキャッチでファーストに送るがセーフ、巨人勝ち越し
G２ー１C

岡本和真…ファウル打ちまくりで粘られる、8球目の前の牽制球で完全にタッチアウト！

6回表
野間…３－１まで見てストライク147キロ、ファウル147キロ、フォークうまく打ったセンター右ヒット、もうフォークが来るの分かってるからスイング軌道がぴったり

上本…初球ナイスバント、さすがはバントマイスター、一死二塁

小園…初球高目ファウル、外146キロわずかにボール、外ワンバン、また外フォークだがボール球で３－１、もう戸郷勝負しない、ソトボールで四球

一死一、二塁で坂倉…初球真っすぐファウル、アウトロー真っ直ぐボール、スライダーが完全に抜けて２－１、今度は外スラ決まって２－２、この勝負が試合を左右するか…次の球６・４・３併殺打、初回の野間とほとんど同じパターンでやられた、実は戸郷、初回から14、15、15、16、17、19球…このへんはさすがです…
G２ー１C

６回ウラ
岡本和真…１－１から強い三ゴロ田中広輔好守

大城卓…１－２から巧く打たれたレフト前に落ちるヒット、代走増田大

岸田…１－１から増田大スタート打球はワンバンでグラブ伸ばす床田が止めた、ボール拾ってファーストへ、二死二塁

立岡…１、２球いいコースへストライク、ボール、ファウル、パーム外れて２－２、立岡タイム要求、6球目キャッチャ―ゴロ
G２－１C

7回表
堂林…スライダーボール、ストライク、真っすぐ右ファウル、外ワンバン、フォーク振らないフルカウント、低目スライダー空振り三振、戸郷１０１球

田中広輔…初球空振り、アウトロー真っ直ぐストライク、3球目遊ゴロ

菊池…また２ボール、戸郷菊池は嫌らしい、ストライク、内角真っすぐファウル、外スラもファウル、また外スラ三ゴロ、戸郷この回も15球だった
G２－１C

７回ウラ
黒原にスイッチ、床田無念だろうがきょうもQS成功

門脇…１、２球真っすぐストライク、外カットボール3球三振！

戸郷の代打は若林、巨人デビュー…130キロ満振り空振り、140キロも空振り、ワンバン、内角148キロファウル、低目134キロ右飛

黒原、丸はどうか？…147キロファウル、148キロストライク丸なぜか見送った、外143キロカットボール少し外れた、4球目カットボールまたまた軽打でレフト前に落とされた、ヘッドの入る角度が抜群、あすからも要注意

吉川…１、２球ファウル球威十分、牽制球、外のカットボールストライク！かと思ったらボール、牽制球、また同じ球ボールで２－２からここも軽打だが菊池が二塁にトスしてスリーアウト
Ｇ２－１Ｃ

8回表
巨人は昨夜、宮崎にサヨナラホームラン被弾のケラー

代打松山…ストライク、ファウル、外154キロファウル、カーブ二ゴロ

秋山…真っすぐどんどんきて6球目カーブボールでフルカウントから高目152キロゴロ右前打、代走羽月

野間…初球外151キロボール、外152キロストライク、ケラー牽制球投げず、ここで投げたらワンバンして岡本和真捕れない、羽月セカンへ、3球目ハーフスイング、4球目変化球高目クソボール空振り三振…

二死二塁で上本…153キロ初球バックネットファウル、上本のスイング軌道なら十分打てる相手だ、152キロ一塁側エキサイトシートにファウル、ワンバン、内角真っすぐにバットが折れてしまった…一飛
G２－１C

8回ウラ
ハーンに替わってNPB特例昇格のコルニエル、二軍ではいい感じで投げていた、センターに大盛

ヘルナンデス…センター左へヒット、代走重信

岡本和真…２－１から空振りで二塁送球、重信アウト、坂倉の送球が良かった、阿部監督リクエストもアウトのまま、154キロ高目ボールでフルカウント、153キロ二飛

増田大…１－１からレフトライナー、コルニエル力むことなくうまく投げ切った
G２－１C

9回表
巨人は12Sのバルドナード

小園…１－１から文句なしのセンター前ヒット

坂倉…初球バント、一死二塁

堂林…初球153キロファウルチップ、アウトロー変化球空振り、膝元153キロボール、外ワンバンで２－２、5球目二ゴロ、二死三塁

ここで田中広輔に回った…内角153キロファウル、岸田のミットはインハイ投げた球はベース前でワンバン、ミットかすめてネット前へ小園突っ込んでセーフ、３－１から右飛、三塁まで進んでいれば、いろんな可能性広がる、ナイス！インハイだったからバルドナードも力入るよ、そりゃ…
G２ー２C

９回ウラ
森浦マウンドへ

岸田…3球目二飛

立岡…２－１からファウル、外真っすぐボールでフルカウント、アウトロー147キロ見逃し三振素晴らしい球でした

門脇…１、２球空振り、ボール、外スラボールで２－２、外スラはっきりボール、ここもアウトローいっぱい147キロ見逃し三振！
G２ー２C

10回表
巨人は西舘

菊池…フルカウントまで見てファウル。7球目のカットボール投げた瞬間ボールで四球

森浦の代打宇草…初球ナイス送りバント、一死二塁

巨人は高梨にスイッチ

大盛の代打二俣…初球外に大きく外れる、三塁線ファウル、また三塁線ファウル、ミット内角に寄ってそこに来た真っすぐわずかにボールで２－２、外から巻くアウトドアわずかにボールでフルカウント、二俣落ち着いてます、右にファウル、膝元完全なるボール球で四球、一死一、二塁、二股こういう実績どんどん積みたい

野間…初球あわや死球、内角いっぱいシュートストライク、インロー落ちる球空振り、インローファウル、低目打って３・６・１はアウトセカンだけ、二死一、三塁

この場面にぴったりの上本…初球打ち、高梨のグラブかすめたか？センター抜けそうだが、セカン吉川がバックアップして5バウンド目、走りながら捕って走りながら二塁に送球…アウト…間一髪のプレー、上本残念そう、よく打ったが…
Ｇ２－２Ｃ

10回ウラ
栗林ここで出てきた、今季ヤクルト戦サヨラナ弾被弾いやな予感…

代打萩尾…１ボールから三ゴロ

３安打の丸…２ボールから完璧に振り切られた、５号サヨナラ弾、だから言ったのに、丸に気をつけろと…さよなら～
あ、最後に訂正、七回のG攻撃で「黒原、丸はどうか？…147キロファウル、148キロストライク丸なぜか見送った、外143キロカットボール少し外れた、4球目カットボールまたまた軽打でレフト前に落とされた、ヘッドの入る角度が抜群、あすからも要注意」と記したが、延長になったので「あすから」じゃなくて「次の打席、投げ手は全集中」にさしかえ！
Ｇ３ｘー２Ｃ