画像は高等学校野球連盟旗
第106回全国高校野球選手権記念広島大会第7日(7月17日)
2会場で2回戦5試合が行われ3回戦に進む32校が出そろった。
<エブリイ福山市民球場>
呉港14-2安芸府中(五回コールド)
井口7-0神辺(七回コールド)
カープファンにも愛される片岡新之助の下で鍛えられてきた呉港は、昨夏ベスト4の悔しさを初戦にぶつけてコールド発進した。一番から五番までで全13安打中9安打で9打点を叩き出した。投手陣も5人でつないで今後に備える。1934年夏に藤村富美男らを擁して全国の頂点を極めた古豪は、1937年までに6度の甲子園出場を誇る(戦前の話ではあるが…)。誕生から今年で100年目を迎える甲子園の大舞台へ…勝ち上がっていけば準決勝で広陵と当たるかもしれない…
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井口は3投手で被安打1の完封リレーを完成させた。11人の神辺はスタメン9人がポジションを替えながら反撃機をうかがったが及ばなかった。
<鶴岡一人記念球場>
呉商7-0桜が丘(七回コールド)
広島商9-3城北
祇園北6ー4大門
呉商のエース、宇都宮真生(3年)は7回74球1四1死球で参考記録ながらノーヒットノーラン。桜が丘は軟式から硬式野球部を立ち上げて最初の夏に挑み、ヒットは出なくても大きな一歩を踏み出した。2年生で1番を背負う天野輝が堂々119球完投した。
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7月7日の1回戦で二回に基町から13得点した広島商は、1-0の三回に打者13人を送って7点を奪った。城北も8点のビハインドから3点を返した。城北の計7安打は胸を張っていい。
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大門は祇園北の6安打を上回る9安打。終盤までもつれる接戦を決めたのは八回、一死一、二塁で代打に起用された祇園北、代打の切り札、高橋飛羽(3年)の逆転2点タイムリーだった。