画像は東京ドーム
巨人-広島16回戦(8月8日、東京ドーム)
8月序盤の首位攻防戦は1勝1敗1分けに終わった。
第1戦ではアドゥワ誠がプロ初完封勝利、防御率1点台の巨人・山崎伊織は5失点負け投手になった。
第2戦は4時間半ゲーム、延長12回、3対3ドロー。
そしてこの日の第3戦は5月24日の阪神戦でノーノーを記録した大瀬良大地と6月7日のロッテ戦で後を追うように同記録を達成した戸郷翔征の両先発でプレーボール!結果は防御率0点台の”浮沈空母”おおせら撃沈…しかも試合を決めたのは戸郷翔征のバットだった…
この試合の速報と、試合前にアップしたゲームの見どころを田辺一球|noteから引用する。この記事内での選手名表記は独自のものになっている。
きょうのみどころ
予告先発は広島が大瀬良(4勝1敗)、巨人が戸郷(7勝6敗)
今日付けの中国新聞「球炎」で担当する木村雅俊さんが「秋へ突っ走る新井野球」を肯定的に表現している。長らくカープ球団を見つめてきたベテラン記者の眼力とその思い…このチャンネルでもきのう書いたが“褒めて勝つ”が実りの秋を迎えるのか…
コラム内では「手痛い」走塁死の意味や意義にも触れている。昨夜のジャスト4時間30分は両軍、充実した内容で、打った小園や丸がさすがだった。
野間のバットもここにきて神通力を発揮している。新井監督が故障を抱える野間を抜群の起用法でフォロー。結果、野間の打率が小園のそれを上回る“逆転現象”???が起きている。6日は二番、7日は三番野間。ここに矢野も絡んでくる。そうしたパターンを首脳陣は“褒めて勝つ”で作り上げてきた。
今夜も間違いなく好ゲームになる。
あす8・9を迎える大瀬良がマウンドに上がる。16試合で4勝だが防御率は0・85。自身のピッチングと向き合う方法を変えたことがこれほどの成長につながるとは…本人もコーチ陣もそう感じていることだろう。
右打者、左打者とも被打率は1割台で、4月から毎月の防御率は1点台もしくは0点台。1イニング当たりに出す走者の数(WHIP)も0・94と際めて優秀な数字になっている。
しかも巨人戦は今季3度投げて1勝0敗、失点ゼロでチームは全勝。6の3と打たれている坂本が昨夜の打撃内容からしても要注意だが、それ以外にマイナス材料は見当たらない。
球宴を挟みここ4試合勝てていない戸郷も燃えているはずだ。こちらは今季、カープ戦4試合に投げて0勝1敗、対戦防御率2・63。
大瀬良と投げ合ったのは5月17日のマツダスタジアムだった。6回5安打無失点の大瀬良に対して5回6安打2失点。初回、小園に適時打され、四回には先頭の矢野に二塁打を打たれそこから失点した。
前回対戦は6月28日の東京ドームで6回2失点の床田に投げ勝つ7回3安打1失点で試合は延長十回、丸のサヨナラ弾だった。五回、堂林に1号ソロを打たれた。
4月19日のマツダスタジアムでは7回無失点ピッチングでもスコアレスドロー。4月12日の東京ドームでは坂倉に投じたフォークを柵越えされるなど5回4失点…
カープサイドから見れば今季の対戦打率は小園が11の6で野間が10の5(三塁打1、二塁打2)
両軍ベンチが総力でぶつかる第3戦も見どころ満載…
広島スタメン
センター秋山
ショート矢野
ライト野間
サード小園
ファースト坂倉
レフト末包
セカンド菊池
キャッチャー曾澤
ピッチャー大瀬良
巨人スタメン
ライト丸
セカンド吉川
センターヘルナンデス
ファースト岡本和真
キャッチャー大城
サード坂本
ショートモンテス
レフト立岡
ピッチャー戸郷
1回表
秋山…ストライク、低目147キロもストライク、148キロ3球三振、戸郷の気迫がボールに乗っている
矢野…内角147キロ空振り、フォークは低い、スライダー空振り、149キロファウルさすがは矢野、インロー際どいがボール、真っすぐファウル、スライダーファウル、フォークもファウル、ワンバンフォーク見てフルカウント、10球目148キロファウル、11球目高目ボール球ファウル、12球目フォーク一ゴロ、さすが戸郷四球にはしない
戸郷に今季10の5の野間…1-1からあっさり浅い左飛
1回ウラ
丸…初球スイング、センターへぐんぐん伸びて、フェン直?入った?跳ね返ってきた…二塁打、審判団自らが検証へ、大瀬良、今季丸はよく抑えていたが、さすがは丸、というしかない、ビデオ検証フェンス最上部に命中、柵越えじゃなかった
吉川…初球バント、一死三塁
ヘルナンデス…内野バックホーム態勢、外のカットファウル、スピン効いた真っすぐ空振り2ナッシング、149キロ引っ掛けて低い、外カットファウル、150キロファウル、外真っすぐもファウル、外スラボール球で空振り三振!8球勝負だった
岡本和真…148キロストライク、外のカットファウル、外真っすぐボールで1-2、低目いっぱいのカットボールで二飛、無死二塁でも表情変えない大瀬良
G0-0C
2回表
小園…1ストライクから一ゴロ
坂倉…初球詰まってレフト前に落ちた、ヒット
末包…1-1から外ワンバン、フォーク空振り、内角真っすぐ死球、相当痛そう、左肘ガード、ベンチ裏治療へ、戸郷の気持ちも十分分かる、末包戻ってきた、戸郷帽子とって誤った、ナイスガイ
一死一、二塁で菊池…2-2からのフォーク当てて5・4・3…ファーストはセーフ、二死一、三塁
曾澤…初球打ち上げて平凡な中飛、戸郷も簡単には失点しない、当り前の話ではあるが…
G0-0C
2回ウラ
大城…外カットストライク、2球目内カット遊飛
大瀬良要注意の坂本…初球平凡右飛、両軍早打ち
モンテス…5球目ちょっといい当たりされたけど右飛
G0-0C
3回表
大瀬良…2、3球目ファウルのあと見逃し三振で大瀬良苦笑い
秋山…カーブのあとの2球目甘い球右前打、第1打席のお返し
矢野…セーフティ気味バントファウル、2球目外に外されてエンドラン空振り、セカン悠々アウト、ファウル、ボール、内角に詰まって二飛、ランナー出ても点が入りそうな気配なし、だからエンドランにトライしたのではあるが、バッテリーに読まれた
G0-0C
3回ウラ
立岡…初球カーブ一ゴロ
戸郷…4球目見逃し三振
丸…1-1からのフォーク強烈ピッチャーライナー、大瀬良よくかわして捕った、殺気じみた展開になり始めた?
G0-0C
4回表
野間…1-2から三飛
小園…フォーク4球の攻めで二飛、戸郷苦手のふたりに間髪入れず投げてきた
坂倉…しかしここでストレートの四球
末包…1ボールからバット折れて飛んでった…遊ゴロ
G0-0C
4回ウラ
吉川…2-1から巧く打たれた、右中間…野間追いついた
ヘルナンデス…2-1から甘く入って右前打、真っすぐ投げないまま打たれた
岡本和真…2ボールからまたストライク取りにいったスライダーをレフト線二塁打
大城…内野またバックホーム態勢、ファウル、ボール、3球目低目ボール球打たせて二ゴロ
そして坂本…1、2球ファウル、ボール曾澤ミット内で逆球、外ボールで2-2、外渾身の真っすぐファウル、ここで長い間合い、外に投げるつもりが中に寄って振り切られた、打球レフトへ…末包フェンスにはりついて大ジャンプ、そのまま座り込んだ、白球グラブの中、パリ五輪高跳びに出れる!しかし坂本やはり危険…
G0-0C
5回表
菊池…1ボールから中飛
曾澤…2-2から軽打で左前打
大瀬良…初球バントだが戸郷の二塁送球が抜群で併殺打
G0-0C
5回ウラ
一塁ベンチ前二岡ヘッドを真ん中に円陣、大瀬良前の回20球
ぜんぜん怖さのない?モンテス…5球目フォーク空振り三振
立岡…初球カーブストライクのあとボール4つ
戸郷…初球バント、二死二塁
菊池原コーチマウンドへ
そして丸…外カットはボール、2球目外真っすぐ左飛平凡
G0-0C
6回表
まさに予想通りの展開、秋山から…2-2からの5球目左飛
矢野…ボール、ファウル、ボール、ファウル、ニゴロ
野間…真っすぐストライク、外スラストライク、ファウル、ワンバン、低目フォーク右飛、戸郷80球
6回ウラ
大瀬良5回63球
吉川…1-1からファウル2つ、5球目詰まった打球に秋山スライディング…ワンバンでキャッチがいっぱいいっぱい
ヘルナンデス…初球6・4・3完全なるゲッツー
岡本和真…初球低目149キロ右飛、この3連戦の岡本和真は怖さなし、ここまでは…
G0-0C
7回表
戸郷80球
小園…1ボールから強く打っても二ゴロ、小園3打席とも外野に飛ばない
坂倉…2-1まで見て軽打でセンター前に落とした
末包…ボール、145キロ空振り、アウトロー真っ直ぐわずかにボール、同じ球ボールで3-1、外スラファウル、ここまで全部外、フォーク空振り三振ゲッツーまたやられた…
G0-0C
7回ウラ
大瀬良70球
大城…2ボールから2-2になってファウル3つ、8球目三遊間抜けてヒット
ここで坂本…初球カット空振り、アウトローを2球目右打ちされた、詰まって野間の前に落ちて無死一、二塁
モンテス…初球低目左中間破る適時打…前の打席で「怖さない」と言って怒らせたか…
G1ー0C
立岡…申告敬遠、無死満塁
戸郷…初球打ち、ふわっとレフト前でワンバン、これがバウンド変わって末包の横越えて走者一掃…戸郷の打撃センス…なお無死三塁
G4ー0C
丸…1-1からファウル、アウトロー空振り三振、やっと一死
吉川…5、6、7球目ファウル、大瀬良懸命に投げるが粘られる、外147キロボールでフルカウント、外ボールで新井監督が出てきた、大瀬良はここまで、悔やまれるのは戸郷への1球
河野にスイッチ、かなり荷が重い
一死一、三塁でヘルナンデス…空振り、ファウルで2ナッシング、振り遅れのファウル、アウトローわずかにボールで1-2、アウトハイ詰まってライト前に落ちた
G5-0C
一死一、二塁で岡本和真…3-1から左飛
打者一陣して大城前の打席8球粘ってヒットにしたのが起点になった…ファウル追いかけた末包エキサイトシートに転がり込んだ悔しさ募る、6球目ボールでフルカウント、7球目ファウル、8球目中飛、実に30分間守り続けた
8回表
戸郷が投げ勝った、ここまで92球
菊池…5球目当てるのが精一杯、左飛
曾澤の代打中村貴浩、曾澤は大瀬良と反省会…ワンバン空振り、フォークファウルで2ストライク、外フォーク3球三振
代打石原貴規…4球三振…戸郷完投ペース
G5ー0C
8回ウラ
マウンドにコルニエル防御率1・00は素晴らしい、セカンは羽月、石原貴規キャッチへ
坂本…1ボールからの真っすぐ左前打、完璧に打たれた、代走門脇
モンテス…6球目スライダー中飛
立岡…中飛
戸郷が打席へ…三振
G5-0C
9回表
と・ご・うコール響く中、戸郷がノーノー以来の完封へ
秋山から…初球セカンドフライ
矢野…4球目遊ゴロ
野間…追い込まれてもしぶとくセカン内野安打
小園…ストライクとファウルで2ストライク、最後はフォークを打って遊ゴロ、ゲームセット、あの30分攻撃がなければ20時過ぎには試合が終わってた…
G5ー0C