画像は栗林良吏、右肘に負担をかけながら投げ続けた
ひろスポ!では9月12日にこの記事↓をアップした。
栗林良吏に罵詈雑言ぶつける暇あるならチケット余ってるからマツダスタジアムで応援を!今夜戸郷を打てなければわずかに残る優勝の目もゼロになる… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア
この記事の中には次の一文がある。
<お前ら、栗林がどんだけ開幕から大変な思いして投げて来たか、知りもせんのに勝手なこと抜かすな!
誰もが自由に情報発信できるネット時代との向き合い方がねじれている人々には、勝手ながら当事者に代わってこの言葉を贈りたい。そういう行為はけっきょく自分に還ってくる。情報発信には、情報受信と同様、リテラシーが欠かせない。
開幕前、栗林や野間がどんな思いで“あの治療”などを受けてきたか…>
カープの守護神・栗林良吏が右肘手術を受けたことが発表されたのは10月16日だった。ひろスポ!はこの日、次の記事↓をアップした。
だから栗林への誹謗中傷は止めようと言ったのに…ネット上に罵詈雑言残した一部カープファンはこれを機に学んでほしい | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア
そしてきょう10月23日、新聞各紙はその紙面で栗林良吏がシーズン開幕前からこのオフに右肘手術を受けることを決めていた、というコメントを記事にした。デイリースポーツには<手術を行うと決断したのは驚きの時期だったことも判明した>とある。
マスメディアが正確なことを伝えないからカープファンも実情を知ることができない。一部ファンの栗林良吏に対する誹謗中傷大暴走も、正しい情報が流されていればその多くは防げていたかもしれない。
ひろスポ!が知ってたことを日々、選手を取材する番記者が知らないのはなぜか?どういう角度から取材すれば、より正確なネタに近づけるのか?
今になって<驚きの時期だった>と過去の話を振り返っても何の意味もない。大事なのはその時点で、あるいは事前により正確な状況に近い報道を実践すること、だ。(ひろスポ!特命取材班&田辺一球)この記事は福山平成大学、福山大学<スポーツとメディア>講義にリンクしています)