画像後列中央に地元・三次市に帰省した際の宗山塁
あす10月24日、プロ野球ドラフト会議がある。
23日までの段階で1位指名選手を公表したのは広島のみ。今ドラフト注目の“大学生4人衆”の一角で広島県三次市出身の宗山塁(明大)の名が11日の段階で発表された。
同じ11日の夜、NHK広島放送局は広島県向けに<みんなのカープ県民大会議>を生放送した。番組名物コーナーとなっている<妄想ドラフト>では、流しのブルペンキャッチャー安倍昌彦さんが12球団の1位指名選手を予想した。その結果、宗山塁は広島単独指名、という落ちになった。
CSスポーツチャンネル・スカイAのドラフト関連番組<第5回プロ野球仮想ドラフト会議>(10月12日1回目、22日最終回放送)では古田敦也、谷繁元信、赤星憲広、福留孝介、松田宣浩の5氏によるトークが展開され、宗山塁の1位指名に関して広島以外ではソフトバンク、ロッテ、オリックスにも“票”が入った。
22日正午、ネットにアップされた<ドラフト会議 12球団の1位指名を天谷宗一郎さんが予想 宗山塁(明治大)は4球団競合か 金丸夢斗(関西大)に5球団?>では、地元中国放送(RCC)野球解説者・天谷宗一郎氏の見立てが披露された。同氏の取材力、予想力には定評がある。
同氏の予想では…
巨人…金丸夢斗(関西大)
阪神…今朝丸裕喜(報徳学園)
DeNA…金丸夢斗(関西大)
ヤクルト…金丸夢斗(関西大)
中日…金丸夢斗(関西大)
ソフトバンク…宗山塁(明治大)
日本ハム…宗山塁(明治大)
ロッテ…石塚裕惺 (花咲徳栄)
楽天…渡部聖弥(大商大)
オリックス…金丸夢斗(関西大)
西武…宗山塁(明治大)
…となっている。
宗山塁は故郷の大先輩、二岡智宏・巨人ヘッド兼打撃チーフコーチの背中を追いかけてきた。よって巨人の動向も注目されている。
三次は多くのプロ野球選手を輩出している。宗山塁は広島OBでオリックス内野守備・走塁コーチを務めた梵英心氏とも旧知の仲だ。その梵英心氏は21日発で阪神二軍打撃コーチに就任した。そんなこんなで、本人も”巨人がないのなら、地元広島か阪神…」(注・ひろスポ!が勝手に想像)というイメージかもしれない。
そんな、こんなでひろスポ!が22日までに集めた情報をまとめると「宗山には5、6球団が競合しそう」これが結論!だ。
競合覚悟は承知の上!…なので関係者からは「新井監督のクジ運にかけたい」の声が上がっている。なお、宗山塁がめでたく広島入り!となれば当然、ポジション問題が発生する。そんな心配は結果が出てから、だろうけれど、現時点ではコンバートされる可能性もあり、だ。
“大学4人衆”の宗山塁、西川史礁(青学大)、金丸夢斗、中村優斗(愛知工大)に続く存在として知られる渡部聖弥についても、広島のドラフ戦略では「外れ1位でも競合覚悟」という大勝負になる可能性が高い。
広陵高時代の寮生活で宗山塁と同部屋だった渡部聖弥は、外野とサードを守る右のスラッガーとして注目されており、左打者偏重の広島打線にとっては貴重な存在になる。広島県東部の府中市出身の渡部聖弥が広島のユニホームに袖を通すことになれば、広島のカープ熱はいっそう盛り上がる。三次市で中学時代までを過ごした宗山塁もしかり…なので新井貴浩監督は1位入札、外れ1位と、2度の大勝負に挑むためのクジ運を今から磨いておく?必要がある。(ひろスポ!特命班&田辺一球)
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