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2024年11月24日
編集部

カープ来季コーチスタッフ”現状維持”にSNSに渦巻く?ファンの嘆き…でも問題はそこじゃないんじゃない?兼任・兼任でコーチ陣も大変かも?国際部門だって通訳ひとり…

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画像は秋季キャンプ中にあった西武戦で柵越えした中村奨成を迎えるベンチの新井貴浩監督らスタッフの表情、もうコーチ全員留任決定!だったことは明らか…

 

 

広島東洋カープは11月24日に来季のコーチングスタッフを発表した。…と言っても、気品的にはほぼ全員がそのまま留任となった。今季限りで引退した野村祐輔氏が三軍投手コーチ兼アナリストとして新たに加わる。

 

 

カープファンの間では「9月の大失速」などを受けて、現コーチ陣体制を批判する声が多々上がっている。それを“無視”した格好だから、ファンの腹の虫は治まらないだろう。

 

 

だが、新井貴浩監督の長期政権(最低5年、もしくはそれ以上)が予想される中、監督就任に際して一、二軍スタッフの顔ぶれについては可能な限り、指揮官の思いが優先されたはず。それを2年やそこらで変えることは考えにくい。

 

 

球団内部の特殊事情ほか、ファンには見えづらい部分があるので仕方ないのかもしれないが、新井体制での優勝と日本一が実現しないワケを、現場に求めるのはお門違い…。球団側のチーム編成能力不足!は深刻で、今オフ、右打ちの外国人選手ふたりを大々的に補強したのは、その“大失敗”の裏返しということになる。

 

加えて球団は積極的にトレードも行う訳でもなく、さらに現役ドラフト1期生だった戸根千明(10月9日戦力外通告)、同2期生の内間拓馬(今季、一軍登板なし、二軍でも29試合で防御率4・00)に加えて西川龍馬の人的補償で獲得した日髙暖己(同じく一軍登板なし、二軍でも14試合で防御率5・29)も、ぜんぜん新井カープの戦力にはなっていない。

 

1年前には横山竜士投手コーチ一軍から二軍への異動などがあったが、今回のコーチングスタッフ発表を見ると、外部からの“血”の導入もなければ、一、二軍間の入り替えすらない。

 

そんな中、目につくのが「兼任」の多さ、だ。

 

球団初となる二軍ヘッドコーチには福地寿樹コーチが抜擢された。すでに担当している二軍打撃・走塁コーチもそのまま兼ねる。

 

畝龍実三軍統括兼矯正担当コーチは新に二軍大野寮の寮長も兼ねる。迎祐一郎三軍野手総合コーチも新任の野村祐輔三軍投手コーチとともにアナリスト部門を兼ねる。

 

他球団の組織・スタッフ構成を見ても「兼任」は数多く存在する。しかしそれらと比べてもカープ球団の「兼任」は“守備範囲”の広さが目を引く。要するに少ない人材でそのまま、毎年のように多角化する業務を補っていこうとするのが“カープ流”。「寮長」ひとつとっても、コーチが兼任という体制を取っているのはカープ球団だけだ。

 

ついでにもうひとつ例を上げればカープ球団組織には「国際」と名のつく部署が表向きにはひとつしかない。そこには通訳担当の松長洋文氏の名があるだけ。阪神球団の「国際」関連部には4名が配置され、DeNA球団を見ても同じく複数の担当者がいる。

 

カープファンも本来なら、こうした“実態”の方に目を向けて、より有用な声をSNSで上げた方がよくないか?今の時代、オープン・ソース・インテリジェンス(OSINT・オシント)を突き詰めていけば、広島の球団忖度メディアが決っして報じようとしない真実がいくらでも見えてくる。

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