画像はエフピコアリーナふくやまに詰めかけたブースターの声援を背にドリブルで攻め込む渡部琉、画像左奥は朝山正悟ヘッドコーチ
優勝賞金100万ドルへ、福山で加速じゃ!
東アジア各地の強豪クラブが優勝賞金100万ドルを目指す、EASL(東アジアスーパーリーグ)に初出場の広島ドラゴンフライズは1月22日、福山市のエフピコアリーナふくやまに桃園パウイアンパイロッツ(台湾)を迎えた。
すでに1次リーグA組での突破を決めている広島(4勝1敗)は、1次リーグ最終戦となったこの日、A組2位での突破を目指す桃園(3勝1敗)に95-92のスコアで勝利して、3月7日からマカオ特別行政区であるファイナル4(決勝トーナメント)へのA組1位での進出が決まった。
広島は第1クォーターに続き第2クォーターでも30得点。60-47で後半に入り、最終クォーター残り5・7秒でついに2点差まで迫られたが逃げ切った。
同日、1次リーグB組の琉球ゴールデンキングスもアウェー戦となったメラルコ・ボルツ(フィリピン)との一戦に89-71のスコアで勝って、やはり通算成績を5勝1敗としてグループ首位通過を決めた。
ファイナル4では準決勝で1位チームと2位チームが対戦する。広島と琉球が勝ち上がればBリーグ王者を争った2024年5月のBリーグチャンピオンシップ以来の”頂上決戦”となる。
EASL1次リーグ (1月22日、エフピコアリーナふくやま)
広島ドラゴンフライズ 95-92 桃園パウイアンパイロッツ
1Q:30-18
2Q:30-29
3Q:16-18
4Q: 19-27
【スターター】
広島:ケリー・ブラックシアー・ジュニア、中村拓人、ニック・メイヨ、山崎稜、三谷桂司朗
桃園:Alec BROWN、Treveon GRAHAM、LIN Cheng、PAI Yao-Cheng、LU Chun-Hsiang
広島は、ドウェイン・エバンスが3日前にあった、りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2025に出場したためエントリー外。大黒柱不在の穴はみんなでカバーした。
マンオブザマッチに選ばれた山崎稜が3点シュート6本を決めてチームトップの19得点、ブラックシアー・ジュニアが17得点、10リバウンドのダブルダブル。1月になって復帰したばかりの寺嶋良が第1クォーター途中から得点を重ねブースターの喝采を浴びて15得点、ニック・メイヨが12得点、渡部琉の12得点も光る。
EASL参戦などでタフな日程が続く広島は中2日でBリーグ、アウェーの京都ハンナリーズ戦(かたおかアリーナ京都、1月25日、26日)に臨む。Bリーグ前半30試合を開幕からの5連敗が響いて13勝17敗(西地区8チーム中5位)で終えた広島だが、故障者の復帰、ベンチメンバーの成長などで明らかにチームは上り調子。前季Bリーグ王者の王反撃がのろし、が上がった。(ひろスポ!広島スポ―ツ100年取材班&田辺一球)