画像は常廣羽也斗
広島は2月22日、沖縄市のコザしんきんスタジアムで起亜タイガースと練習試合を行い10対3で勝った。
広島の先発は常廣羽也斗。結果は3回を投げて打者16人に対して毎回の4安打3四球5三振1失点。
三振は奪うが、ムダ球が多く、結果球数は1イニング平均で約20。
バッテリーを組んだのは3年目、二十歳の清水叶人。”兄貴”役の右腕が引っ張る形が期待されたがフタを開けてみると、初回一死から二番(左打者)に対して2ボールにして力勝負に行き左前打されたことでリズムが悪くなった。
打席に向かえるはKBO2024年トリプルスリー(打率・347、38本塁打、40盗塁)の右のスラッガーキム・ドヨン。先ごろ侍ジャパンに選ばれた右腕にとっては願ってもない相手だったのに2ストライクから歩かせた。
続く四番(右打者)の初球でワイルドピッチ。2月9日に日南・天福球場であった紅白戦に先発した際にも初回、一死三塁でタイムリー暴投…おんなじことの繰り返し…
二回は二死無走者から内野安打と連続四球で満塁のピンチを招き、三回には先頭のキム。ドヨンに左前打され二死から下位打線に振り切られて左越え二塁打で失点した。
2024年9月15日、マツダスタジアムでのプロデビュー戦となったDeNA23回戦。常廣羽也斗は序盤の大量援護を追い風に5回92球7安打で毎回、得点圏に走者を背負いながら勝ち投手になった。ただ、五回二死一、三塁の場面でぶつけた山本祐大はその後、戦線離脱となった。
走者を背負うとワンバン投球したり、ぶつけたり…ここが最大の課題だし、1イニング20球ペースでは先発ローテなんて無理!
一週間前のヤクルトとの練習試合(ANA BALL PARK浦添)に先発した際は、初回に先頭打者に安打されながらも、2回をわずか20球、ボールと判定されたのは1球だけという快投(もしかそたら怪投?)だった。
昨秋のフェニックス・リーグでも先発ローテに組み込まれていたことからも分かるように、首脳陣は(九里亜蓮がいなくなることを見越して)一貫して背番号17の独り立ちへ、テストを繰り返している。ファンもそうだし、ひろスポ!だってそうだ。
そんなひろスポ!からひとつ、言わせてもらえれば、宿舎とグラウンドとの行き来の途中、ファンから声援が飛んでも笑顔のひとつも見せられないようでは、ドラ1スター候補生としては物足りない。動画インタビューでの表情もイマイチだ。…とか、なんとかそんな雑音を一掃するためには、ひと言でまとめるなら”森下暢仁の1、2年目のような圧倒的なキャラ感”が欲しいのである。(ひろスポ!キャンプ取材班&田辺一球)
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