画像は横浜スタジアムのカープファン
7月26 日 〇10-6 DeNA 横浜スタジアム
通算11勝16敗3分け(首位巨人に7・5差変わらず、一日で最下位脱出)
18時開始・3時間22分、4,989人
相手先発 平良7回3分の1、7安打3失点
本塁打 堂林6号②、曾澤1号①、2号④
一番センター西川
二番セカンド安部
三番レフトピレラ
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番サード堂林
七番キャッチャー曾澤
八番ショート田中広
九番ピッチャー遠藤2回40球9安打5失点(自責1)
島内
中田
薮田
D・ジョンソン
菊池保〇(11試合1勝1S)
一岡
”逆転しないカープ”が七回終了0対6の劣勢から八、九回に5点ずつ取って大逆転勝利。あのまま負けていれば今季最多の借金7…球団70周年を迎えた広島で、過去にマイナス7からの優勝は皆無…
DeNA先発の平良は中盤から調子を上げてきて七回までで91球。だが八回、広島の攻撃が始まると雨脚が強まり雷鳴も聞こえてきた。
マツダスタジアムでは再三、雨に泣かされてきた広島ではあるが、この日に限っては雨も味方してくれたかも?
西川、安部に連続二塁打が出て、まず完封負けを回避。さらに堂林に代わって三番”昇格”のピレラも左前打。鈴木誠は見逃し三振に倒れたがDeNAはここで平良から石田にスイッチした。
松山の犠飛でもう1点入ると、DeNAはすかさずパットンを投入。ここで六番堂林が148キロをライトポール際に運ぶ6号2ラン。曾澤も1号ソロで続いてついに1点差。
九回のDeNAは山崎。しかしもう広島打線は止まらない。
安部の右前打(代走上本)とピレラの四球で無死一、二塁にすると前の打席で不覚を取った鈴木誠がセンターフェン直同点打。松山は遊ゴロで一死ニ、三塁。堂林は申告敬遠で満塁。打席には曾澤…
曾澤は口に出さないが、思うことはいろいろあっただろう。この日先発の遠藤は2回で降板。梶谷には手痛い3ランを許した。さらに五回のオースティンには電光掲示板にぶち当てられた。
2日前の佐野のサヨナラ満塁ホームランも一岡とのバッテリーで打たれたものだった。まだ、ある。7月10日のナゴヤドームではビシエドにサヨナラホームランを打たれてフランスアとともに肩を落とした。
その前の週の神宮球場では、村上のサヨナラ満塁ホームランをベンチから見届けるしかなかった。
投手陣の乱調には歯止めがかからず、それならばもう打つしかない。ただし闇雲に手数だけ出しても得点にならなければ勝ちには繋がらない。満塁弾なら誰にも文句は言わせないで済む。
真っ直ぐの走らない山崎の初球はやっぱりツーシームだった。読み切っていた曾澤自慢の右打ち。ライトスタンドに広げられたベイスターズファンのモザイク模様、そのビッグフラッグの中へ降りしきる雨とともにグランドスラムが舞い降りた。
…が、この話にはまだ続きがあった。その裏、一岡が一死満塁のピンチを招いたのである。
打席には代打桑原。その初球は高めストレートでインフィールドフライになった。
そして梶谷。真っ直ぐ2球のあとチェンジアップを挟んで4球めもストレート…打球は力なく上がってショート田中広のグラブの中へ収まった。
なお、広島の逆転勝ちは今季5度め。そのうち4度はDeNA戦で横浜スタジアムでは3度となっている。(ひろスポ!・田辺一球)
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