「2000安打達成記念祝賀会」で緒方監督(右)と鏡開きをした新井貴浩内野手、左は広島OB駒大で新井貴浩選手の先輩にあたる木下富雄氏
プロ野球年間表彰式のNPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD(日本野球機構主催)が11月28日に開催される。
今年のプロ野球界を盛り上げたスター選手らが一堂に会し、優勝チームをはじめ、各個人賞受賞者や野球界の発展に貢献し人々の功績が賞される。
新人賞と最優秀選手賞(MVP)もこの場で発表される。
…そこで注目されるのが、25年ぶりにリーグ優勝した広島から”誰がMVPに選出されるか?”
候補はズラリ…
まず、開幕投手を務め、その後も節目節目の”開幕戦”に先発してローテーションを守り切った来日2年目のクリス・ジョンソン投手。15勝7敗、防御率2.15で、外国籍選手としては52年ぶりの沢村賞獲得。
そのジョンソン投手より1勝多く積み上げて、最優秀防御率と最多勝利のタイトルを獲得した野村祐輔投手。16勝3敗、防御率2.71。
野手では、右打ちで”開眼”、異次元の守備では4年連続のゴールデングラブ賞、打っても打撃部門での初タイトルとなる最多安打をマークした菊池涼介内野手。打率.315、181安打、13本塁打、56打点、13盗塁。
そして「神ってる」プロ4年目、日本ハム・大谷翔平とともに、日本シリーズや侍ジャパン強化試合を沸かせた鈴木誠也外野手は、初のベストナインとゴールデングラブ賞に名を連ね一躍、全国区に。シーズン大詰めまで巨人・坂本と首位打者を争い、打率.335、29本塁打、95打点、16盗塁。
最後に、先ごろ開催された「2000安打達成記念祝賀会」で緒方監督から「そしてたぶん、私の予想ではセ・リーグのMVP!」と”推薦状”をもらった新井貴浩内野手。数字は 打率.300、19本塁打、101打点で一時期、争った打点王のタイトルを逃し、ここまでに手にしたのは史上47人目の2000安打とベストナイン”だげ”。
しかし、開幕からプレーオフまで、シーズンを通して”負ければ終わり”という局面をその打撃とファーストの守備で幾度となくチームの勝利に結びつけてきた数字に表れない貢献度ではピカイチ。しかも今季から背番号も25番に戻ったとたん、25年ぶりの優勝ときっちり落ちも決まっている。
ただ、チームメートには同じく優勝を牽引し、そして「男気」の美学とともに引退した黒田博樹投手もいる。さらに、2年連続トリプルスリーのヤクルト・山田哲人内野手、初のクライマックスシリーズ出場の原動力となったDeNA・筒香嘉智外野手もいるが果たして…。
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