サンフレッチェ広島が12月5日、およそ3週間ぶりに広島県安芸高田市の吉田サッカー公園グラウンドでトレーニングを再開した。練習前には南米であった飛行機事故を受け全員で黙とうした。
目指すは12月24日の天皇杯準々決勝、相手は浦和レッズを撃破してJ1王者に上り詰めた鹿島アントラーズ、しかもアウェーのカシマスタジアムでのキックオフとなる。
全体練習には先ごろ、名古屋グランパスへの移籍会見を行った佐藤寿人も元気に参加。テレビカメラの前では次のように語った。
「このクラブのこのエンブレムをまとって戦える試合も最大3試合、自分が決めたことですけど、最後までしっかりやり抜いていい結果を出してできれば笑顔で、行ってきますという言葉をサポーターの方々の前で、優勝カップを掲げた形でできればなと思いますし、しっかり感謝の思いを優勝という結果で恩返しできるよう全力を尽くしていきたい」
また、青山主将も意気込みをこう話した。
「(リーグ戦で1-4,2-4のスコアで)2戦2敗しているし絶対に負けられないと思うし、まだ挽回するチャンスはある。強い覚悟をもってやっていきたい」