初出場で見事9位、銀河学院（広島県福山市）、クリスマスイブの都大路駆け抜ける、世羅は11位〜女子第35回全国高校駅伝競走大会

クリスマスイブの都大路を駆け抜ける、女子第35回全国高校駅伝競走大会（毎日新聞社）は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都（西京極陸上競技場）を発着点に5区間21・0975キロのコースで行われ、神村学園（鹿児島）が５年ぶり2度目の優勝を果たした。

最終5区（５キロ）での優勝争いはトラック勝負になり、トップで還ってきた仙台育英（宮城）を神村学園のカリバカロライン (3年)が残り１００メートル付近で捉えてそのまま逃げ切った。

記念大会となった今大会。都道府県代表47校に地区代表11校を合わせた58校が出場した。

中国地区での代表の座を勝ち取った銀河学院（広島・福山市）は初の都大路で素晴らしい走りを見せ、8位入賞にわずかに届かなかったものの９位に食い込んだ。

銀河学院監督は、興譲館（岡山県井原市）を2度、全国優勝に導き、TOTO陸上部でも監督を務めた森政芳寿さん（66）。２０１９年から同校を率いてのびのびとした練習を続けて、5年目で大きな足跡を残した。

レースは１区（６キロ）で森安桃花主将（3年）が堂々の6位という最高の入りとなった。

2区（４・０９７５キロ）の高橋美月（3年）はさらに加速！区間2位の力走で順位を3位まで押し上げた。

その後も全国の強豪と堂々と渡り合うタスキ渡しを続けて4位で最終5区につなぎ、入賞争いが混戦となる中、9位でフィニッシュした。

銀河学院メンバー
1区・森安桃花（３年）
２区・高橋美月（３年）
３位・山根優奈（１年）
４区・坂崎莉奈（１年）
５区・細見芽生（２年）
井上真佳（２年）、中塔美咲（２年）、高村花奈（１年）

広島県代表は男女とも名門の世羅。女子の世羅は2区で41位まで後退する苦しい展開となっても最後まで諦めない走りを見せた。４区の後藤彩香（3年）の8人抜きで29位に浮上。アンカーのローズワングイ（2年）は驚異の18人抜きで11時でゴールに駆け込んだ。

世羅・男子は午後０時30分同スタジアムスタートの第７４回大会に挑む。

シェアしてお友達にもこのニュースを教えよう！