「別人」森翔平３戦３勝、小園海斗打率リーグトップへ、巨人３タテの広島マツダスタジアム７連勝

2025年04月13日: 編集部

画像は小園海斗

４月13日　〇５－３巨人（マツダスタジアム）
巨人　０００　１００　２００・３
広島　１００　０２１　１０ｘ・５
広島通算14試合８勝５敗１分け
13時30分開始・３時間20分、32,183人
相手先発　●石川達也５回７安打３失点
広島本塁打　ファビアン２号ソロ
巨人本塁打　－

広島スタメン
一番センター二俣翔一
二番ショート矢野雅哉
三番サード小園海斗
四番ライト末包昇大
五番レフトファビアン
六番セカンド菊池涼介
七番ファースト田村俊介
八番キャッチャー石原貴規
九番ピッチャー森翔平〇（３試合３勝）６回107球５安打１失点（自責１）
島内颯太郎
H森浦大輔
Hハーン
S栗林良吏（７試合１勝３S）

前日12日、単独首位に浮上した広島は、この日も中盤からの加点で試合の流れを引き寄せ、巨人をイッキの”３連倒”。マツダスタジアムでの連勝は７に伸びて、コロナ禍以降では最多となる３万２１８３人のスタンドはお立ち台の森翔平、小園海斗とともに大いに盛り上がった。逆に広島に乗り込む前に首位だった巨人は借金１で５位に後退した。

”投”のヒーロー森翔平は6回５安打３四球の１失点で開幕3連勝！三回以外は走者を出しながらも適時打を許さず、失点はタイムリー暴投だった。

昨季、8月になってやっと一軍に呼ばれて先発５試合、26回２/３で防御率２・70だった森翔平はこれで計18回２/３を投げて防御率１・93。

昨季と今季を比べてみると…

被打率　・253（右・250、左・255）→・188（右・189。左185）
奪三振率　５・74→５・79
WHIP※　１・09→１・02

※Walks plus Hits per Inning Pitched　１イニングあたり、ヒットと四球で走者をどれだけ出すか、１・32なら平均、１・10で非常に良い、１・00以下ならベリーグッド！

奪三振率は変わらないが被打率が下がり、それに伴ってWHIPが良化している。

新井貴浩監督は３月16日、マツダスタジアムであったロッテ戦に投げて６回７安打無失点だった左腕を「別人」と評したがその見解は間違いではなかった。

前日投げた床田寛樹同様、ランナーがいてもいなくても投球リズムをあまり変えないのが森翔平流。一方で二回、二死一塁の場面で若林楽人が打席に入った際、ハッピーバースデーの曲が始まると牽制球を投じ、曲が終わるまで投球しなかった。その瞬間、その瞬間に応じたマウンドさばき、それもまた「別人」ならでは、か…

”打”のヒーローは開幕から三番に固定され、打ちまくる小園海斗。本来なら坂倉将吾、秋山翔吾と３人がかりで打線を引っ張る主力組だが、今はひとりで３人分？の仕事をこなす。

初回は一死三塁の場面で石川達也の内角球をさばき、初球タイムリー。五回の二死二塁ではセンター前ヒットがヘルナンデスの後逸を招き自らもホームインした。４対１の七回には、やはり左腕の高梨雄平から詰まりながらも左前打。続く末包昇大がケラーの代わりバナを叩きレフト線に適時二塁打してダメを押した。

小園海斗はこの３連戦８安打の固め打ちで打率は・418まで上昇して、やはり広島に来るまで打率トップだった岡本和真を抜き打率首位へ浮上、23安打もリーグ最多だ。

（ひろスポ！では４月５日の時点でタイトル争い、を予言？していた→セ界トップレベルの名勝負だ！4月5日のマツダスタジアム、小園海斗vs東克樹 | 【ひろスポ！】広島スポーツニュースメディア＞

「自分では状態がいいとは思っていない」という小園海斗が今の打撃を悪いなりに？維持していけば、ケガがない限り、数字は高いレベルで推移するだろう。この日で先発陣は６試合続けてクオリティスタートに成功しており、広島は投打の歯車がかみ合い始めている。ブルペン陣がちょっと心配ではあるのだけれども…（ひろスポ！取材班＆田辺一球）

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田辺一球広島魂｜note

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