画像は森下暢仁
4月4日 〇8-2DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 002 000 000・2
広 島 000 314 000・8
広島通算6試合2勝4敗
18時開始・3間6分、24,954人
相手先発 ●石田裕太郎4回5安打3失点
広島本塁打 -
DeNA本塁打 牧秀悟2号2ラン(通算100号)
広島スタメン
一番サード二俣翔一
二番ショート矢野雅哉
三番セカンド小園海斗
四番ファースト堂林翔太
五番センター野間峻祥
六番レフトファビアン
七番ライト田村俊介
八番ピッチャー森下暢仁〇(2試合1勝1敗)8回108球4安打2失点(自責0)
九番キャッチャー曾澤翼
中崎翔太
「ゼロで抑えたいと思ってマウンドに上がったんですけど、またホームラン打たれたな…っていう感じのスタートになってしまってちょっと申し訳なかったです」
「勝ったのに、こんな暗いヒーローインタビューをしてしまって、スイマセン」
野間峻祥、田村俊介、今季初スタメンに名を連ねたふたりと共にお立ち台に上がった森下暢仁は、自虐コメを発しながら、次回こそはと心の中で誓ったことだろう。
一週間前、同じマツダスタジアムのマウンドで初回、中途半端な高さに投げたチェンジアップを阪神の三番・佐藤輝明に右翼席まで運ばれた。初の開幕投手としての責任を果たせず、チームは0対4完封負け発進となった。
この日も三回、セカンドに入った小園海斗のエラーで出た走者を背負い、二番・牧秀悟に高く浮いたカットボールを左翼コンコース付近に持っていかれた。
開幕から5試合を戦い、チームの1試合平均得点は1・6。卓上の計算ならこの2ランで負け投手だった。
だが、この日は四回二死まで、DeNA先発の石田裕太郎の前にひとりの走者も出せないでいた打線が奮起した。
エラーが2ラン被弾に直結した小園海斗、意地の一撃!は、ピッチャー返しとなって石田裕太郎のグラブに当たりセカンド前へ。この内野安打を起点に打線がつながった。堂林翔太の二塁打で二、三塁として、野間峻祥がライト前に同点タイムリー。さらにファビアンの右前打で一、三塁として、田村俊介のボテボテゴロをセカンド牧秀悟が捕り損ねて(記録はヒット)これがV打点となった。
五回にも1点、六回には4点を加えたがいずれも詰まった当たりがヒットになったり、相手の5連続の死四球に乗じたりと、ラッキーがついて回った感は否めない。
昨季の森下暢仁は23試合に先発して被本塁打6。今季は2試合で2発を許した。佐藤輝明と牧秀悟。一発のある相手に対してわかっちゃいるのに、逆に甘い球が入ってしまう。
来週もまたマツダスタジアムで巨人相手に投げる。すでに2本塁打のキャベッジや岡本和真との対戦が見モノである。(ひろスポ!取材班&田辺一球)