画像はエディオンピースウイング広島のピッチに立つ森保一監督
東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国(7月8日・午後7時24分キックオフ、ソウル近郊の龍仁(ヨンイン)ミルスタジアム)
2大会連続3度目の優勝を狙う日本が初戦でホンコン・チャイナを圧倒、前半だけで5点を奪い、6-1で快勝した。日本はFIFAランキング15位、ホンコン・チャイナは同153位。7日、中国に3-0で勝利した韓国と勝ち点3で並んだ日本は、12日に中国と対戦、事実上の決勝戦となる韓国戦は15日に行われる。
この日の日本の得点ラッシュは、30歳で代表初選出のジャーメイン良の胸トラップからの左足技ありボレーから始まった。開始26分でハットトリック+4点目。試合後には「自分の持ち味というか、爆発力はあると思うんでそこは出たと思う」とコメントした。代表デビュー戦4得点は戦前の1930年以来、95年ぶりだという。
SAMURAI BLUEのユニホームをまとう26人全員がJリーグ組で、そのうち12人が初選出。狙いはもちろん代表組の層をより厚いものにするところにある。6月までに終了したW杯最終予選では、出場を決めた第7戦まで海外組のみでスタメンが固められていた。それらを脅かすような「突出した結果、突出した存在感」を森保一監督はこの大会でも求めている。
同じく初選出された中村草太も、ジャーメイン良に代わって後半からピッチに立ち終了間際に“締め”の6点目を決めた。
このふたりに加えて当初、Jクラブ最多の5人が選出されていたサンフレッチェ広島(7日に田中聡も追加招集)では、DF荒木隼人、MF川辺駿もスタメン出場した。同じくGKの大迫敬介は、GK史上最年少となる19歳179日デビューのピサノ・アレクサンドレ 幸冬 堀尾のバックアップに回った。
「これまで招集したくてもできなかった(Jリーグ勢の)選手を今回、招集した」という森保一監督だが、勝手に想像するにサンフレッチェ広島から6人というのはいかに言っても多すぎる。
もちろん、将来の日本代表を担う可能性の高い人材だからこそ呼ばれているのであり、そこをどうこう言う者はいないだろう。
ただ、我々<広島スポーツ100年取材班>はサンフレッチェ広島時代から森保一監督の姿にずっと「広島サッカー100年」を重ねて見てきた。その過程で、広島からサッカーを通して平和を発信するエディオンピースウイング広島の建設に向けて、森保一監督がどれだけ汗を流してきたか…
6月末、日本 テレビ「news zero」が同局「戦後80年プロジェクト」のテーマのひとつとして恩師である今西和男さんの特集をオンエアして話題になっていたが、それ以外のオファーも森保一監督の下には複数届いており6月にはその都度、広島での取材などにも応じてきた。
そうした多忙の中7月3日、代表メンバー発表会見があり、広島、長崎の「80年目の夏」まであと1カ月というタイミングになった。
SAMURAI BLUE指揮官としての思いの中には「Jリーグを盛り上げる刺激にしてもらえるように…」というのもある。
今回のJ選抜組がそれぞれのクラブに戻った時にも「突出した」活躍を続けることで、サッカーがその街、その地域に元気と勇気、活気を呼び込み平和の大切さをも伝えることにもなるからだ。
8・6、そして8・9は森保一監督にとっても、W杯で世界の頂点を目指すその意味と意義をもう一度噛み締める特別な時間になるだろう。広島・長崎の青い空を見上げたならば、何を思うだろうか…(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)
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(2025年6月25日掲載)
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2025年06月25日
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