2025年10月23日に行われた『2025年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD』で、広島東洋カープは創価大の立石正弘投手を1位で指名。阪神、日本ハムとの三つ巴の競合となったが、交渉権は阪神タイガースが獲得した。
カープはその後の再指名で、仙台大の平川蓮(ひらかわ・れん)外野手を1位指名。今度は日本ハムとの一騎打ちとなったが、抽選の末、広島が交渉権を獲得した。
「和製デラクルーズ」目指す大型スイッチヒッター
平川は身長187cmの体格と俊足を兼ね備えたスイッチヒッター。高校までは投手としても活躍しており、「四刀流」と呼ばれた逸材だ。大学2年から本格的に両打ちに挑戦し、野手に専念。今春の仙台六大学リーグでは盗塁王を獲得し、走力も証明した。
【平川蓮・大学通算成績】
- 出場:55試合
- 打率:.314
- 安打:53
- 本塁打:9
- 打点:50
- 盗塁:27
- 一塁到達タイム:4.2秒台(左打席)
「目標はトリプルスリー。憧れはレッズのエリー・デラクルーズ選手」と語り、自身の目標を“和製デラクルーズ”と位置づける。
野球一家の血と、広島との縁も
平川の父・敦氏は、北海道・北海高校の監督。高校野球界では名指導者として知られ、親子2代で野球の道を歩んできた。仙台大で指導する森本吉謙監督も広島県出身で、祇園北高校のOBと、広島との縁もある。
広島スカウトも高評価
広島の近藤芳久スカウトは9月、10月の時点でこう評価していた。
「順調にきていますね。長打力もありますし、走攻守そろっているいい選手です」(9月7日)
「リストアップしている。すごいポテンシャルを持っている選手。三拍子揃っている。他のチームも評価が高いだろう」(10月3日)
その言葉通り、複数球団の競合となったが、カープが未来のスター候補を射止めた。
今後の入団交渉と、契約金・年俸などの詳細は近日中に発表される見込み。
平川蓮の「赤ヘルデビュー」は、すでに多くのファンの注目を集めている。
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2015年03月18日











