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2023年02月26日
編集部

広島がダメになる日…その3、大林三部作には瀬戸内海の美しい風景の中を行く「転校生」、湯崎知事と平川教育長肝入りの瀬戸内海に浮かぶ叡智学園はいじめ問題で「転校生」…

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尾道
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画像はこの記事内で引用した大林亘彦監督の「尾道三部作」つながりで、2022年12月、ひろスポ!取材班が尾道市内で見かけた張り紙。広島県の教育現場には課題が山積しており、児童、生徒ファーストの施策が求められている。

 

 

中国新聞が骨太の社説を掲載したのは2月22日の紙面だった。

 

 

「広島県教委契約問題」「これで幕引き許されぬ」のヘッドライン。

 

 

この社説をそのまま広島県内の高校受験テスト問題に出題して、中学生に解答の中で論じてもらいたいくらいだ。

 

 

突き詰めると「正義とは何か」という話になる。それが平和都市、広島に一番必要なことだ。

 

 

平川理恵教育長に「正義」はない。この社説でも「官製談合は職務に関する犯罪」と明記されている。犯罪者がトップの教育環境はあり得ない。

 

 

社説は「これで幕引きを図るつもりだろうが、県民が納得するとは到底思えない」とお怒りだ。「法令違反ではないとしたが」「常軌を逸している」との最大限の戒めの文言まで明記されている。

 

 

「トップに誰も逆らえない組織風土も問題視された」とも指摘している。そしてこの社説は「民間のノウハウや先進的な取り組みを県教育に反映させることに異論はない。問われるのは平川氏にそれを指揮する資格があるかどうかである」と結ばれている。

 

 

おっしゃる通り。で、ひろスポ!はすでに述べた通り「資格なし」を平川教育長に記事の中で通告した。

 

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社説に関連して中国新聞26日付の読者投稿「広場」の欄には、「幕引き許されぬ同感」の見出しで、大学名誉教授 梅田真三郎さん(75歳)の投稿が掲載されている。勝手ながら引用させていただくと…

 

 

そこには民間から転身した平川教育長のスタンスに際して「私は40数年、大学で教育、研究を行ってきた。職場で民間企業や公共企業体などから大学教員に転職された方々とも接し…」とある。

 

 

わずか34行の投稿なので、大事なことのみ書かれているはずで「県教委の組織にも問題がある」との指摘もある。そして「広島県から世界に誇れる教育現場モデル」という理想形を訴える形で締められている。

 

 

広島は明治7年(1874年)に国内7官立師範学校のひとつ、広島師範学校が置かれたことに端を発する言わずと知れた教育県だ。その150年近い歴史を平川教育長はきちんと学んでいないのではないか?また「問題がある」と指摘された県教委もまた、湯崎英彦知事との関係により「常軌を逸した」行動を制御できなくなってはいないか?

 

 

ひろスポ!デルタルハンター班では2月24日金曜日の夕方4時40分ごろ、県庁代表番号に電話して「叡智学園のいじめ、転向生発生問題で担当につなげて欲しい」と告げた。

 

 

ずいぶん待たされてから電話口に出てきたのは県教委「豊かな心育成と身体育成課」の担当者だった。

 

 

「広島でインターネットHPを運営している田辺です」と告げ、話を始め、その冒頭で「あなたは平川派、それとも反平川派」と尋ねてみた。意外にあっさり「中立派」という答が返ってきた。裏を返せば県教委は1年前の文春砲炸裂によって平川派と反平川派がわらわらしている状況で、児童・生徒への大事な職務がぐだぐだになっている可能性がある。

 

 

この担当者とのやり取りの中で「取材なのか?意見なのか?」と聞かれたので、広島県民なので意見も言うし、最初に告げたように取材」と答えると「それは卑怯なやり方ではないか?個人のHPと新聞やテレビでは対応も変わってくる」という主旨のことを告げられた。「卑怯」と受け止められたことには反省すべき点もあるのだろうが、県教委は仮に新聞記者とやりとりする際でも、取材するが側の声には一切耳を傾けない?

 

県教委のHPには「意見・提言・教育行政相談コーナー」も用意してある。

 

相手が誰であろうと県教委としての見解は不変のはずで、相手によって何をどう変えようとしているのか?気になるところではある。

 

 

おそらく「叡智学園のいじめの問題」という剛速球の問い合わせを受け止めるぐらいだから、担当者も相当の“強打者”のはずで、簡単にはこちらも質問にも答えてはもらえない。「名刺を持って来てもらえればいくらでも答えますよ」と言われたので機会を見てお邪魔するつもりだ。

 

けっきょく午後5時を回ったので「そろそろ…」ということで電話を切ったが、県教委のHPでも明記されている「個人情報の取り扱いについて」を盾にして叡智学園のいじめ問題については一切、具体的な返答がなかった。

 

 

県教委のHPには県教委が提供を受けた個人情報について「広島県個人情報保護条例」により適切に扱い「特定の個人が識別できるもの」は「利用者の皆様から収集した個人情報は,適正に管理し,漏えい,不正流用,改ざん等の防止に適切な対策を講じます」と記されている。

 

 

だからと言って「保護条例」に沿っていじめ問題にも蓋をしていい、とはならない。

 

 

女子寮盗撮の石見智翠館高校は発覚後、大騒動に見舞われているが被害者の女子生徒は大変な目に遭っていることが報じられている。学校名もオープンにされ、メディアの介在により、新たな不祥事も明らかにされた。被害に遭った側が嫌な思いをしたのであれば、やった方がすべて悪い。

 

 

その設置過程で各所からの疑問の声が飛び交う中、2019年に広島県豊田郡大崎上島町に開校した広島県立広島叡智学園中学校・高等学校。大代的にメディアが報じたモデル校なのに、ところがほどなく報道量が極端に減った印象だ。

 

 

だって開校したその年に中学1年の生徒がいじめに遭い、転校を余儀なくされたのだから…。平川教育長を湯崎知事が広島県に引っ張ってきたのが2018年だからその1年後の話だ。同年4月1日の就任会見で平川教育長は「広島県の公立学校において、わいせつ、セクハラは許さない」と宣言した。

 

 

その声にまるで反発するかのように広島県内では問題教師が後を絶たず、むしろハレンチ度は深刻化。それは県教委HPの「報道提供資料」をクリックすれば一目瞭然、教職員の懲戒処分が、どんだけあるのか?というぐらいわんさか出てくる。

 

 

例えばこんな感じだ。

 

 

令和4年5月1日(日),被害少女に対し,当該少 女が 18 歳未満であることを知りながら,わいせつな 行為を行った。 このことは,広島県青少年健全育成条例及び教育職 員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律 に違反する行為であり,信用失墜行為の禁止を定めた 地方公務員法第 33 条の規定に違反する。

 

 

こんなことを繰り返しているようでは、とてもまともな教育県とは言い難い。県内の中・高生が気の毒で仕方がない。平川教育長と県教委はイエロー、否レッドカードでもいい。

 

 

レッドカード、としたのは危機的状況に対して真摯に対応する動きが見えてこないから、だ。叡智学園のいじめ問題はネットで検索しても不思議なほど限られた記事しか出てこない。

 

 

隠蔽体質、ここに極めり。ひろスポ!デルタルハンター班の出番である。

 

 

デルタルハンターパソコン1台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン(ひろスポ!造語)のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した造語である。広島市は三角州(デルタ)上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。

本家のデジタルハンターはNHKで再三取り上げられており、インターネット上にある情報、画像、動画などを検証して、事件・事故・国際紛争などにおける事実を導きだす、オープン・ソース・インベスティゲーション(公開された情報源の調査)で、暴かれる真実の大半が権力者側にとっての「不都合な真実」である。

 

……

“お受験”関連のHPを見ていると「うちも県外からの受験になるので、…かなりの遠方になるので情報がほとんどないのは心配ですが」という声もある。

 

 

ネット上には叡智学園の最先端の教育に関する耳障りの良い記事はあるが、それ以前に日々の生活がどうなのか?という部分の情報が欠落している。

 

 

叡智学園いじめ問題を受け、中国新聞の2021年3月29日付の報道では「学校と県教委の対応に問題があった」という県教委第三者委員会からの報告や被害者が「学校や寮で仲間外れにされた」事実などが校名を伏せて紹介されている。

 

 

また転向を余儀なくされるなど大変辛い目に遭った生徒の保護者は「再発防止につなげるために学校名の公表を求めている」となっている。

 

 

ところがいつになっても公表されない。されないからこうしてひろスポ!が事実を列挙している。それは、どちらかに肩入れしない、平等性を重んじる「報道」の姿勢に背くものではないだろう。

 

 

この中国新聞の報道によれば「入学直後からいじめに遭った。新品の下着を頭からかぶせられるいじめ行為があったのを把握した学校は…」となっている。

 

 

ひろスポ!が「デーモン・プーチン」関連記事でも再三、引用させていただいている永井豪先生には「デビルマン」と双璧の名作「ハレンチ学園」がある。この作品は明るいエロで、昭和の時代のノスタルジー。だが令和の時代の「下着」「かぶせ」はどんな具合だったのか?それは被害に遭った生徒の心に深く刻まれ一生残るのではないか?

 

 

13、14歳から18歳までの中高生を、周りを海に囲まれた自然豊かな環境下でどう育てていこうというのか?まず、そこからしてよく見えてこない。そして叡智学園がH学園と言われても仕方ない状況になったのはなぜか?

 

 

一方で中1ぐらいなら、親元を離れて先生の目の届かないところでいろいろ、やらかすのは当然と言えば当然の話であり、何かあってもそれは想定内。ひろスポ!取材班は昭和末期に中1、37名クラス担任をやり、雪に閉ざされる冬場は生徒と一緒に寝泊まりしたこともある。

 

中山美穂さんの「毎度お騒がせします」がTBS系列でオンエアされていた時代の話だ。この番組を「舎監」の責任において生徒たちと一緒に見た覚えがある。そう、中学生は「毎度お騒がせ」してこそ。広島教育界の特殊性も含めて、学校現場の何たるかを多少、分かったつもりでこの記事を書いている。

 

 

だから問題を囲い込むのではなくオープンにすべきであり、グローバルな視点の若者を育てるというのなら、そんな学園の方針とは真逆のドメスティックな対応など今後、一切しない方が良くないか?

 

 

大林宣彦監督の尾道三部作のひとつ「転校生」の中では、瀬戸内海の見事な風景が紹介されていて、広島の誇る1級観光資源が生徒を優しく包み込んでいる。

 

 

そういうイメージはずの叡智学園で、いじめによる「転校生」。はあ?とはこのことだろう。

 

 

問題は多岐に渡るが、加害者となった生徒がその後、どうなったのか?も、お得意の保護条例下ではいっさい明らかにされていない。

 

 

そのまま進級しているなら、叡智学園高校の第1期卒業生になる。未来ある若者へのその後の指導が適切であるのか、どうなのか?がさっぱり見えてこない。

 

先に紹介した県教委への電話取材で感じたことは、連の平川教育長に関係するトラブル、法律違反に対する県教委側の認識の“緩さ”である。しかも窓口対応はどこか高圧的であり、「個人で?」と鼻で笑われた。

 

ひろスポ!はドコモdメニューニュースにも配信している。

 

 

同ニュース広島アクセスランキングは25日と26日午前10時時点で1位、東京でも24日1位になっている。(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)

 

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