サンフレッチェ広島は1月14日、高萩洋次郎選手のウェスタンシドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)への完全移籍を発表した。
今年8月に29歳になる高萩は福島県出身。東日本大震災で家族や関係者が甚大な被害を受けた。サンフレッチェ広島F.Cユースからサンフレッチェ広島に入った高萩は、愛媛への期限付き移籍などを経て震災と自分自身の姿を照らし合わせることで”開眼”。2012年、2013年のチームのJ1連覇の原動力になった。今オフ、万能型MFとしてさらに飛躍するために海外移籍の希望を表明していた。
J1通算9年でリーグ戦184試合22得点、J2リーグ戦では通算3年で86試合17得点。
高萩のコメント「このたび、ウェスタンシドニー・ワンダラーズに移籍することになりました。広島に来てから、13年間たくさんの方のおかげでここまで成長することができました。今後さらに選手として、一人の人間として、成長するために新たなチャレンジをする決断をしました。サンフレッチェ広島のファン、サポーター、選手、コーチングスタッフ、フロントスタッフ、スポンサーの方々、僕を応援して下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。サンフレッチェ広島の高萩 洋次郎ではなくなりますが、サッカー選手としての高萩 洋次郎を応援していただけたら幸いです。最後にサンフレッチェ広島のユニフォームの胸にさらなる星が輝くことを願っています」