第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会・ラウンド16(4回戦)(11月12日、鳥栖市・ベストアメニティスタジアム)
サンフレッチェ広島がサガン鳥栖を3-0で退け、2年連続のベスト8に進んだ。他の7チームは横浜F・マリノス、ガンバ大阪、鹿島アントラーズ、大宮アルディージャ、湘南ベルマーレ、FC東京、川崎フロンターレですべてJ1勢。湘南ベルマーレは来季、J2に降格する。
準々決勝は12月24日に開催される。
組み合わせは、広島-鹿島、横浜-G大阪、大宮―湘南、FC東京-川崎で会場は未定。
鳥栖戦スタメン
GK 林
DF 塩谷、野上、森崎和
MF 柏、丸谷、青山、清水、アンデルソンロペス、柴崎
FW ウタカ
来年1月1日、市立吹田サッカースタジアムで開催される天皇杯決勝、そして昨季J1王者の意地とプライドを懸けた「一冠」を目指すサンフレッチェ広島がサガン鳥栖に快勝した。
前半18分に柴崎が先制ゴール。26分にはCKからウタカが2点目。後半8分には「残留」に向け正念場のアンデルソンロペスがロングシュートを決め、前線3人の揃い踏みとなった。
シュート数は相手の8本に対して5本。今季、J1リーグ戦を総括した森保監督は先ごろ「シュートの精度」についての課題を口にしていたが、さっそくその”成果”が出たかっこう。「堅守から攻撃のリズムを作る」ことにも成功して「来季への契約更改などを含めて精神的には難しい中での準備、プレーになることは分かっていたが、我々は”勝っていく集団なんだ”ということ、選手たちは気持ちを持ってタフな戦いを制してくれた」と評価した。
なお、チームは「2年間ぶっ通しで走り続けているような状況」(同監督)で、心身を休める期間を確保できていないため、主力組は3週間のオフに入りそのあとまた天皇杯に向けスイッチを入れる。若手は14日からオーストラリア遠征を行い、オフを挟んで12月、再始動する。