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2015年08月07日
編集部

広島野球の伝道師、迫田守昭監督の広島新庄、夏の甲子園初勝利

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夏の甲子園初出場の広島新庄が茨城代表の霞ヶ浦に4-2で競り勝って夏1勝を手にした。

3年連続広島大会決勝進出の末、悲願の夏初出場を果たした広島新庄が初戦で”らしさ”を存分に発揮して霞ヶ浦との初出場対決を制した。

先制したのは広島新庄。二回、霞ケ浦の長身右腕・綾部に対し、定永、北谷の六、七番が高目に浮いた球をとらえて連続長短打して2-0。

広島新庄のエース左腕・堀は立ち上りで球がバラつき二死満塁のピンチを招いたが六番・小川(左打者)を空振り三振。

迎えた2点リードの四回、下位打線に連打されて1点差に詰め寄られると五回には四番の清水(左打者)に左前に弾き返されて同点に追いつかれた。

しかし広島新庄は直後の六回、遠目塚、定永の五、六番が連続ヒット。北谷が送って一死二、三塁とすると小泉の二ゴロが野選を誘発して勝ち越しに成功。さらに二死一、二塁となって一番・杉村が右前適時打を放ち、霞ケ浦が二番手の安高を投入せざるを得ない状況を作った。

七回の一死一塁を三振ゲッツーで切り抜けた堀は八回一死から投ゴロをさばいた時に左足がつるアクシデント発生。続投となって八番・益子の打球は痛烈なライナーとなってサード頭上を襲ったが途中出場の尾原がこれを好捕して堀を助けた。

尾原は九回、広島大会でもゼロだった打席に立ち、一度も振らずにフルカウントまでもってきたあとファウルを打って四球で出塁した。

その裏の堀は左足の異常を我慢しつつ、133球の完投勝利!最後は二死二、三塁で2安打の四番・清水(左打者)を迎えて4連続ファウルのあと5球目でもまだ140キロを計測(これもファウル)。渾身の6球目でセンターフライに打ち取った。

2007年からチームを率いる迫田守昭監督は「(春夏通算甲子園200勝達成の)広島県ということもあるんですが、まずはまずは私どものチームとして初めて出てきましたので、非常にこの1勝というのは感慨深いですし、ほんとよく頑張ってくれました」と喜んだ。

さらに「当初から3点以上取れるか、3点以内に抑えられるかが分岐点だと思っていました」とコメント。また、エースの堀については「9割がストレートを投げさせました、本来ならもっと変化球を放らせてもいいのですが、一番自信のあるボールで撃たれれば次のステップにもなりますし、変化球を投げて打たれたら悔いが残ると思いましてね…」と舞台裏を打ち明けた。

迫田守昭監督は如水館・迫田穆成監督の実弟。1945年9月生まれ。広島商、慶応大を経て三菱重工広島で活躍後、監督として都市対抗野球初出場初優勝の快挙を成し遂げた。

2000年には広島商監督を引き受け2002年春と2004年の夏、2度甲子園へ。広島新庄では2014年春、広島県北の高校を初の甲子園に導いた。

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