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2016年03月04日
編集部編集部

サンフレッチェ久保允誉会長の広島新サッカースタジアム会見から一夜、新聞各紙はどう伝えたか?

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Hiroshima Peace Memorial Stadium
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久保允誉会長の会見には広い会場いっぱいの報道陣が集まった

 

3月3日のサンフレッチェ広島、久保允誉会長の新サッカースタジアム「Hiroshima Peace Memorial Stadium」(仮称)の旧広島市民球場跡地への建設提案と、広島みなと公園への建設の際にはサンフレッチェ広島は使用しない、との”宣言”について、3月4日付各紙は広島版などでいっせいに報じた。

※の表記は広島新サッカースタジアム取材班の見解

日本経済新聞は広島版で「旧広島市民球場跡地を提案」「新サッカー場巡りサンフレッチェ」「月内の結論不透明に」の見出し。松井市長、湯崎知事、商議所の深山会頭の3者会談の下に設けかれた作業部会が2月に提示した「広島みなと公園の整備費180億1000万円で広さが約10ヘクタール」と「旧広島市民球場跡地の260億3000万で広さ約3・9ヘクタール」を表にして本文で「140億円でできると試算した」とした。また広島県幹部が複合施設化について「敷地が狭く物理的に難しい」の声を付け加えた。

これに対して久保案では整備費は140億円で「観客席の壁に開口部を設けて原爆ドームが見える」「平和施設としての性格を持たせる」と紹介した。

資金面についても詳細に紹介。作業部会の180億円スタジアムを前提に「サンフレッチェ広島が試算したところ、借り入れの返済原資となる使用料は年間5億6千万~7億6500万円」で「現在のエディオンスタジアムの利用料は年1億円、サンフレッチェ広島の営業利益は1億3千万円(2015年1月期)で、みなと公園案では赤字に陥り、2年で債務超過になる(久保会長)」とした。

さらにこの問題が意思疎通を欠いたことによる、との説明も付け加え久保会長の声として「サンフレッチェに意見を聞きにきた人などはいなかった」と紹介。それが「みなと公園の場合、使わないという強硬手段につながったようだ」とまとめた。

一方で「検討協議会にはサンフレッチェ広島の小谷野薫前社長も委員として参加していた」と付け加えた。(※この点につては小谷野委員の声を、ことごとく山根恒弘副委員長が封じてきた、というサッカースタジアム検討委員会の経緯がある。この点は近々、広島新サッカースタジアム取材班が徹底検証する予定)

 

読売新聞は広島版と32面社会面で多重的に伝えた。

広島版では「新サッカー場」「我々の声届いていない」「サンフレ会長怒りの会見」の見出し。「久保会長がます批判したのは、県と市、広島商工会議所がコスト面を軸に検討する作業部会だ」とし、「主たる利用者の声も聞かずに候補地を決めるのは理解に苦しむ、と語気を強めた」と紹介した。

また「Jリーグのホームゲーム20試合に加え、女子や学生リーグ戦など年間80試合を行って1年を通して集客に努める考え」や「進退をかけて会見に臨んだ」と紹介した。

社会面では「J1広島本拠地どこへ」「方針決定直前溝深く」の見出し。候補地比較の表では広島みなと公園、旧広島市民球場跡地の作業部会案と久保案を概算事業費、敷地、集客数予想、評価、規模の側面でまとめた。

前文の中では「広島県、広島市などが市南部の港湾地域にある広島みなと公園でのサッカー場建設を軸に、3月中にも結論を出す方針。土壇場に来て両者の溝が深まっている」とした。

本文の中では新スタジアムについての経緯を説明。エディオンスタジアム広島がアクセス面、ピッチとスタンドが遠いなどの理由でサンフレッチェ広島が2012年から県、市に新サッカー場建設を要望し、県・市などでは検討協議会での話し合いなどの末、広島みなと公園が旧広島市民球場跡地より総事業費、敷地の広さなどで優位との見解で一致したことを紹介した。(※ここが最大の問題点、サッカースタジアム検討協議会は、小谷野委員ほかの強い要望である旧広島市民球場跡地に加え、強行に近い形で広島みなと公園併記、に持ち込み、そのあと作業部会であることないこと?付け加え、広島みなと公園優位、としただけのこと、今回の140億円スタジアム発表で作業部会の数字は瓦解した)

また久保会長の広島みなと公園は「使うつもりはない」の声も紹介。最後に県立カシマサッカースタジアムなどの例をあげ、スタジアムは「地方自治体が所有、指定管理者が運営するケースが多い」と紹介。(※マツダスタジアムはまさにこの例)。最後に「ガンバ大阪の新本拠地、吹田サッカースタジアムは寄付金などの民間資金で建設し、完成後に市に寄付された」と紹介した。

 

朝日新聞は広島版で「サンフレ独自建設案」「みなと公園、会長、使わぬ」「新スタジアム市民球場跡地に」「広島盛り上げて」「平和考えられるよう」「検証意見踏まえた・松井市長」の見出し。

久保会長の声として広島みなと公園は「採算がとれず、使うつもりはない」「平和のスタジアムとして広島市の発展に貢献したい」の声を紹介した。

街の声として、旧広島市民球場跡地は街の中心で広島を盛り上げて欲しい、旧広島市民球場跡地なら観客が平和について考える工夫を、この辺は静かでよいのに、騒がしくなるのは心配の3者を紹介した。

また全紙とも松井市長、湯崎知事、商議所・深山会頭の反応については紹介しているが朝日は別組で目立つように紹介した。(※いずれも久保会長の発言に対し持論を展開しているがサンフレッチェ広島の話を聞かないからこういう状況になったのは明らかで、しかも広島みなと公園は港湾関係者、マツダによってすでにNGが出されている…、なお朝日新聞の論調は久保会長の広島・サッカー・平和・街の活性化という繋がりを強調した前日の会見の空気感に近いものとなっている)

 

毎日新聞も広島版で伝えた。「みなと公園なら使わぬ」「サンフレッチェ年間4・7億円赤字見込み」「サッカースタジアム建設独自案提示」の見出し。

本文ではこれまでの経緯に触れ、広島みなと公園では赤字になる見込みであること、作業部会の260億円整備費に対して2万5千人スタジアムを140億円と試算していること、「整備費も県や市の補助金は使わず、メインスポンサーで自らが会長兼社長を務める家電量販大手エディオンの拠出金や企業・個人からの寄付金などで賄う」としたことを紹介した。また湯崎知事らの声も詳細に伝えた。

 

最後に会見場で久保会長から牽制球を投げられた中国新聞(※広島新サッカースタジアム取材班は牽制タッチアウト!のジャッジ、明快な回答なし)。

一面見出しは「サッカー場、みなと公園なら使わない」「球場跡140億円に圧縮」(※サンフレッチェ広島側では最初からそう言っている、記者がそれを聞きにいかない、いきたくなかっただけのこと)「サンフレ独自案、久保氏、30億円拠出」。

(※本文では同紙はこれまで散々、旧広島市民球場跡地の方がべらほうに高くつくと報じてきたたが…)「整備費はエディオンと久保氏の計30億円に加え、toto補助金35億円、スタジアム使用料45億円、個人の寄付金10億円を想定。県と市の補助金は見込んでいない」とした。また「国有地である球場跡地の土地利用の費用については言及しなかった」と付け加えた。

29面社会面では中国新聞が総力をあげた多角的な記事展開でしかもその論調はニュートラル。「サッカー場サンフレ案」「トップ会談前、県・など困惑」の見出しに加え「強行姿勢賛同と驚き」の大見出し。

また広島みなと公園案、旧広島市民球場跡地での作業部会、久保案の表も乗せ、それぞれに規模、整備費、広さ、利点を紹介し、所有者が広島みなと公園は県で旧広島市民球場跡地は国というのも付け加えた。

短大生、主婦、森保監督、大学生の声を取り上げ、平和と広島の関連についてまず紹介。その中で大学生の「(久保会長の)言い方は良くないと思うが、それが選手の意見なら(県や市は)尊重して欲しい」の声もあった。

久保会長の会見のあとの記者とのやりとりも紹介。しかし中国新聞記者のスタジアム整備費用、高さ制限、地盤の掘り下げに対する執拗な質問とそれに対する久保会長の鋭い牽制球の場面はカットされた。

さらに「解説」として「夢の器岐路に」との見出しでサッカー場問題取材班の論説を展開。その最後は次のように至極まっとうなまとめとなっている。

「だが久保会長は会見で、県、市側の姿勢に強い不満を表明。信頼関係は崩れていると言わざるを得ない。行政や財界、サンフレが市民、サポーターの熱い思いに応えるつもりならば、意思疎通は不可欠だ。サンフレという公共財をどう守るのか。全ての関係者にその覚悟が問われる。」

以上、広島新サッカースタジアム取材班

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