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2018年12月13日
編集部

全日本インカレ男子準優勝の福山平成大学、迫田郭志主将ら4年生最後の晴れ舞台天皇杯へ、そのあとも続くバレー部の歴史作り

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福山平成大学
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インカレ、日体大戦で高い打点のオープン攻撃を展開する迫田主将(トップ画像)

先の全日本インカレ、バレーボールの全日本大学選手権大会男子で準優勝した福山平成大学は12月14日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する全日本バレーボール選手権大会、天皇杯の1回戦で洛南高校(京都)と対戦する。

2000年代が”平大の時代”となるようその礎作りからスタートさせたのが、同部監督としては3代目の松井弘志監督だ。名門校として知られる地元の神辺旭高校から東海大学に進み、卒業と同時に福山に戻って3年間、神辺旭高校でコーチとして指導の経験を積んだ。その後、縁あって平成大学に呼ばれた。大学では福祉健康学部健康スポーツ学科の講師として講義も受け持つ。

「私がこの大学に来て、まず”練習とは何か”、”そのためにはどんな一日を送るべきか”、そこから始めました。それまでは外部から指導者の方に来ていただいていました。その気になれば一日中、学生と接することができる今の環境は、私としてはありがたかったですね」

中国地方では山口県の東亜大学がながらく頭ひとつ抜けた存在となっており、もちろん関西圏の大学にも強豪がひしめいている。そうした西日本の高いレベルに追いつき追い越せ、で年月を重ね2015年、悲願の西日本大会初優勝。この時、1年生だったのが先のインカレでも大活躍した迫田郭志主将だ。

「彼を含めて4年生は11人。インカレでは4年生のスタメンはふたりだけで、ベンチにひとり、コーチなど役割分担が3人。みんなが迫田のために、迫田もみんなのために、と。フロアモッパーも4年生がやっていましたからね」

そんな攻守の要である迫田主将だが、先のインカレでは1回戦、東京学芸大学戦で不振に喘ぎ、第4セットでは松井監督の判断でベンチスタートに…この粗治療が効いてフルセットの末、1回戦を突破。そこから一気に勢いに乗った。

チーム一丸、という意味で言えば「データ分析」班の活躍も大きかった。闘うのは部員全員。ビデオ編集やゲーム前のミーティングで集められたデータを最大限活用するよう心掛けた。

大学日本一まであと一歩と迫った福山平成大学。ただ、迫田主将を中心としたメンバー構成を見渡すと、関東勢と比べて選手層の薄さは否めない。

インカレは6日連続の6試合だった。「最後にもう少しいいコンディションでやらせてあげたかった」という松井監督は、福山に戻ってその後、いかに疲れを残さないで短期間のうちにコンディションを整えるかに腐心した。と同時に天皇杯に向けての仕上げも、短い練習時間の中でやりきった。

天皇杯は14日、15日、16日、金・土・日で1回戦、2回戦、準々決勝を戦い、準決勝、決勝は一週間後の土・日開催となる。

2017年の天皇杯2回戦では筑波大学が堺ブレイザーズを逆転フルセットで撃破、Vリーグ勢7チームが勝ち上がったベスト8に唯一、大学勢として生き残った。

「ひとつの歴史は作りました。でも、インカレがまぐれじゃなかったことを証明するために天皇杯も…」と松井監督。

福山平成大学の天皇杯ジャイアントキラーなるか?それと同時にすでに1、2年生が言葉にしているように、格上を相手にしての大舞台は、母校の「歴史」を重ねていく上での大きな財産になる。

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