来春のセンバツ出場への重要な資料となる秋季中国地区高校野球大会が10月27日、尾道市のしまなみ球場と福山市の福山市民球場で始まった。
盈進の村上宣丈主将が「フェアプレーを誓い、感謝の気持ちを胸に全力でプレーすることを誓います」と選手宣誓を行った。
1回戦4試合の結果は次のとおり。
尾道(広島4位)5-4鳥取城北(鳥取2位)
盈進(広島1位)5-3倉敷商(岡山2位)
高川学園(山口2位)3-1岡山学芸館(岡山1位)
おかやま山陽(岡山3位)7-3石見智翠館(島根2位)
尾道、盈進の広島勢はともに1回戦を突破。岡山は県1位の岡山学芸館が初戦敗退となった。安定感のある戦いを続けてきた岡山学芸館だったが、防御率0点台の金村尚真(2年)が3点を失い、打線が不発に終わった。
もうひとつの岡山勢、倉敷商との対戦となった盈進は下江秀弥(2年)が9安打を打たれながらも粘り強く投げて3失点でチームに勝利をもたらせた。63年ぶりに県大会優勝の偉業を成し遂げた盈進ナイン。11年ぶり7度目の出場でどこまで勝ち上がれるか?
尾道は、背番号7の井上愛斗(1年)が9回151球を投げて鳥取城北打線を初回と二回の計3失点に抑えたのが大きかった。井上愛斗は外野手登録だが、今大会のカギを握る。ベンチ入りメンバーのうち11人が1年生。広島4位だが勢いがある。
10月29日の準々決勝では、盈進と鳥取城北との接戦をモノにして意気上がる尾道と対戦する。福山市民球場、午前10時プレーボール予定。