画像は満員のマツダスタジアム
5月5日〇3-0巨人 マツダスタジアム
通算33試合18勝14敗1分け、首位巨人まで1・5差、2位ヤクルトまでゲーム差なしの3位
14時開始・2時間28分、30,578人
相手先発 メルセデス●6回5安打2失点
本塁打 -
一番レフト堂林
二番セカンド上本
三番センター西川
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番ライト中村健
七番キャッチャー磯村
八番ショート小園
九番アンダーソン〇(1試合1勝)7回82球1安打無失点(自責3)
島内H
栗林S(11試合1敗6S)
広島のアンダーソンはコロナ禍で様々な制約を受ける中、二軍戦3試合で調整したあとマツダスタジアムのマウンドへ。結果は7回1安打無失点ピッチングで文句なしのデビューとなった。
巨人先発のメルセデスもテンポ良く投げるため試合時間わずか2時間28分だった。
巨人打線は五回までパーフェクトに抑え込まれ、しかも7三振。序盤3回は150キロ前後の真っ直ぐに押され、四回からはカーブ、チェンジアップ、スライダーを交えての投球に手こずった。
唯一のチャンスは六回、先頭の大城がチェンジアップをセンター前に持って行った六回。しかし、プロ2年目で初スタメンの中山がうまく送りバントを決めたあと、メルセデス三ゴロで二死三塁となって、香月は一ゴロ。七回は二番からの攻撃を8球で封じられた。
米国ネバダ州出身の28歳右腕はメジャー通算19試合で1勝3敗だが、上体の力に頼らず下半身を使ってボールを前で放す投球フォームはかなりの数字を期待できそう。前日、11号3ランを九里から放った岡本和は、3球三振(空振り)のあとライトフライ2つ。いずれも勝負球は真っすぐだった。
お立ち台では満員のスタンドに向けて「カープファンが一番じゃけえ!」と流暢に話したが、それも含めていろいろとこの日のために準備してきた証拠。
趣味はベスト77のゴルフだが、この日の投球はグリーンから逆算するゴロフに通じるものがある。今季3度目のスタメンマスクとなった磯村と、相当、巨人打線を研究しての快投劇ではあったのだろうけれども、次回登板ではどんな投球を披露してくれるか…
(ひろスポ!田辺一球)