画像はサードを守る二俣翔一
広島の日南秋季キャンプ、第2クール3日目の11月15日は前日に続いて紅白戦が行われた。
鈴木誠也が抜けた今季の打線は明らかに勝負強さに欠けていた。チーム打率はリーグトップの・257。しかし同250のヤクルトはリーグトップの606打点、広島はリーグ3位の524打点だった。もちろん村神様の存在が大きいのではあるが…
前日の紅白戦初戦で紅組四番に座り右前打と遊ゴロだった末包昇大はこの日、白組の四番で中村祐太と対戦した第1打席が投ゴロ、塹江敦哉と対戦した第2打席はアウトローの快速球を見逃し三振…。真後ろで見ていた新井貴浩監督が何を思っていたか…
前日白組の四番で三ゴロと右前打だった正隨優弥は高橋昂也と2度対戦。第1打席四球(そのあと二盗)、第2打席は二死二、三塁で3ボールから打って二ゴロだった。
仮に四番を託されるような人材であるならば、この時期、この水準のせめぎ合いで、どでかい一発を柵の向こうへ叩き込むようでなければお話にならない。新井貴浩の現役時代なら軽く2発は打っているだろう。
逆に前日、育成から支配下登録となった二俣翔一はこの日、末包昇大の前(三番)を打ち、第1打席はファウル、ボール2つ、ファウル、ファウルのあと左飛、第2打席は1ボールから塹江敦哉の力のある球を引っ張って左前打にした。
ゲーム前、二俣翔一に直々のアドバイスを送った新井貴浩監督もニンマリだろう。両者の違いは“両肩”を地面としっかり水平に回せているか、どうか。現状のひろスポ!の“採点”では、この10月で二十歳になったばかりの二俣翔一の方が、社会人1年目とはいえ26歳の末包昇大と大卒4年目でやはり26歳の正隨優弥の上を行っている。
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