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2014年11月29日
編集部

広島の菊池は来季、”最強の二番”として必ず首位打者を争うようになる

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広島の菊池が契約更改で大幅アップを勝ち取ったニュースが大きく報じられた。

今季、セ・リーグで打率、安打数ともに2位。来季は首位打者争い…、とは誰もが考えるところである。

本人も「今年の結果で来年またできるんだろうなという目で見られるので、自分の中で目標を高く設定して今シーズンよりもっと飛躍して活躍できるよう頑張ります」とある意味、首位打者宣言!をして今オフを迎えることになった。

ただ、菊池の打撃がどれほどすごいのか?はあまり語られることがない。本人が自分の打撃理論やそのスタイルをほとんど語らないため、そういう記事にはまず出会えない。

菊池の守備力はセカンドの補殺記録を更新した昨年、その開幕前後から「異次元」と評されてきたが実は打撃の方も「異次元」の領域に到達しつつある。

昨季の打率2割4分7厘が今季は3割2分5厘に跳ね上がったわけだが、そこにはカラクリがある。

左投手の対戦打率は2割7分7厘から3割2分1厘に上昇…。それはそれですゴイのだが、右投手のそれは2割3分5厘から3割2分6厘へと跳ねあがっている。

なぜそんなことが可能だったか?

三振数の変化との関係でその答えはすぐに見つかる。

昨季は538打数121三振で三振率は2割2分5厘、今季は579打数79三振で三振率1割3分6厘。

さらに右投手だけでみると昨季の三振率2割4分3厘が今季は1割4分1厘と1割も下がっている。ちなみに今季の対左投手が1割2分5厘。1年で左右投手の差をほぼゼロにした。

菊池は昨年のこの時期「三振の数が多すぎる」と自覚してキャンプから右打ちには取り組んだ。しかしそれ以上の”ややこしいこと”は口にしていない。

ストレート、カーブ、シュート、フォーク…。球種別に見ても菊池の打率はそれぞれアップしているが注目すべきはスライダー。昨年の1割7分1厘から2割7分8厘に打率がここでも急上昇している。

右対右の「外スラ」にバットが空を切らない打法。アウトコースを見極める選球眼。残る課題はストレート。1年で2割8分7厘から3割1分まで引き上げたストレート打ちの打率に磨きをかければ菊池は広島では2004年の赤ゴジラ、嶋以来の首位打者に手が届く。

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「やがて首位打者を争うようになる広島・菊池に広島野球の原風景」(6月27日)
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