オリックスは12月6日、広島を退団したバリントンとDeNAを退団したンブランコの獲得を発表。また、楽天は同日、広島を退団したミコライオの獲得を発表した。
バリントンはメジャー通算26試合(1勝)に投げた実績を引っさげて広島に移籍。1年目の2011年は30試合に先発して204回3分の1を投げ13勝。2012年は29試合、175回3分の2で7勝、昨年は28試合、172回3分の2で11勝。今季は相手打者に振り切られる場面が多く、大量失点するケースが目立った。成績は23試合、131回3分の2を投げ9勝、防御率は4・58だった。
スライダー、チェンジアップとストレートのコンビネーションでどんどん投げ込む投球スタイルにセ・リーグの各打者が慣れてきたことに加えて、球威も衰え始めているが、パ・リーグではどうか?イニング数を確実に計算できるため広島でも残留を検討した時期もあったが、夏場以降、右肘に痛みが生じたこともあり契約更新とはならなかったいきさつもある。
ミコライオは2011年オフに広島へ移籍。2012年は61試合3勝5敗21セーブ、15ホールド、防御率2・79。昨年は57試合2勝4敗27セーブ、6ホールド、防御率2・04。今季は51試合1勝1敗25セーブ、7ホールド、防御率2・45。
150キロを優に超える真っ直ぐの威力は抜群。制球に不安があり、加えてクイックができないため四球を出すと僅少差ゲームでは苦しくなるが、楽天では今季39試合で20セーブのファルケンボーグに代わる守護神として期待している。